テーマ:少年&少女サッカー(888)
カテゴリ:サッカー(ジュニアユース)
6年生の夏に、地元のクラブチームに移籍したのには、
もう一つ理由があります。 それはトレセンのセレクションに落ちちゃったからなのです 別に受かることが名誉とか思っていたわけではなく、 今の少年団でお友達と仲良くサッカーをする一方で、 ちゃんとしたコーチに、きちんとした指導を受けたかったからです。 5年生のころからトレセンに行っていた2人だけでなく、 幼なじみ君も受かったと聞き、 ちょこ坊は初めて悔し涙を流しました(それもお風呂と布団の中で) 「このまま少年団にいたら、中学に上がる時に クラブチームのセレクションにも受からないかも…」 こんな不安が、母の中に立ちこめてきました そんなこんなで、8月からYチームのジュニアに入れてもらうこととなりました。 Yチームの子供たちは、ともかく足元の技術が格段に上手く、 試合でもしっかりボールをキープして、 パスをつなげて、つなげて、ゴールへ結びつける感じ。 いつでもボールに連動して、選手が動いている様子は 今までの少年団には見られなかったものです。 練習もテーマがはっきりしていて、スピーディー。 常にアイデアを出すことを要求されます。 集中した練習は、見ていて楽しいものでした そんな中で、足の速さと体の強さでサッカーをしていたちょこ坊も、 少しずつボール扱いが上手になってきました。 そして、12月 いよいよ中学の進路を決める季節になりました。 親が尋ねる前にちょこ坊は 「Yチームに行くよ」と、さも当たり前のように言っていました。 私にはその言葉がちょっと意外でした。 だって、Yチームに入る前までは、 「県内の強豪チーム“Cチーム”に行きたい!」て、いつも言っていたから。 5年の夏から、Cチーム主催のサッカースクールにも通っていたし。 それでも、「Yチームに加入して、このチームが気に入ったのなら良かったわ」 とのんきに考えていました。 進路が決まったのんきさから、私のとった行動が今思えば間違いの元だったかも。 「Cチームのセレクションを受けてみない??」 どんな子が集まるのか、セレクションってどんなことをやるのか、 なんて好奇心から、セレクションに参加させちゃったのです。 それに、「強豪チームに入るのもいいかも」 なんて母の欲も出ちゃったわけで。 例え落ちても行き先はあるしね~。 この考えがそもそも間違いの元 まるで罰が当たったかのように、 ちょこ坊はこのセレクションの最中に、ころんで左手首を痛めてしまったのです。 全治約2週間半。 サッカーが出来ない間に、Yチームからも進路についてのプリントが配られました。 Cチームは2日間、セレクションに参加する決まりのところ、 ちょこ坊はケガをしたため、1日しか受けられませんでした。 実は後日、もう1回受けるチャンスがあったのですが、 おばかなちょこ坊は友達と遊ぶ方を優先して、受けませんでした。 これがまた、後々話がややこしくなる元でした。 進路プリントの提出締め切り日。 何だかはっきりしないちょこ坊。 「どうするの」 と詰め寄ると、 「やっぱりCチームに行きたい」 ついこの間、Yチームに行くからCのセレクションは受けないと言ったくせに 「今さら何言ってるの。セレクション受けていないんだから、Cに行けるわけないでしょ」 ぐずぐず何やらいいわけをするちょこ坊。 「だって、Yの仲間が嫌なんだもん」 すでに怒りモードの私。 「仲間のせいにするんだね。仲良しと楽しくやりたいなら、部活にしなさい!」 プリントの“部活”に○をして、「これをコーチに出しなさい」 その日はYチームでの練習試合があったのですが、 送っていく最中、ずっと怒りっぱなしの私。 本当にCチームに行きたいなら、なんでもっと強く主張しないの!? チームメートの悪口を言うなんて、どういうこと!? ところが、練習試合が楽しかったのか、 心の整理ができたのか、 練習試合終了後、私の所に来て 「やっぱり、Yチームに行くよ」 プリントを持って、コーチにも 「部活に○をしてありますが、Yチームに進みます」 と、晴れ晴れと話していました これで一件落着。 と、思った私ですが、実はちょこ坊の心の中はまだまだ複雑だったのです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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