凍えたココロ

お薬の効き目からか、昨日のような激しい『希死念慮』は薄れていた。

しかし、突発的に「死ななければ」と湧いてくる呪文のような言葉は

凄く気を滅入らせる。

私には大切な家族、祖父・祖母がいる。自殺なんてしてしまったら皆に

深い傷・深い哀しみを残してしまう。それだけは絶対避けたい。大切な人を

悲しませる事は出来る事ならしたくない。






日中、ちゃんと処方薬を服用していれば、過食衝動に襲われることは無い。

比較的落ち着いていて、ちゃんと栄養を摂取する為スープを飲む事も

できる。シャワーを浴び、さっぱりして微かな空腹感を感じながら、

それを我慢しているのも心地よい。痩せていくような感じがするから

であろうか･･････。





しかし、夜になったらその抑制は外れてしまう。





やりたくない過食を惰性のようにしてしまう･･････。





本当に、１日中何も食べたくない。けれども過食衝動は夜になると悪魔の

様に密かに忍び寄ってきて、負けてしまう。

それは、１日２回過食嘔吐しなければならないという強迫観念から

来る事も解っている。酷く苦しい過食嘔吐は避けられない。





日中抑えていた過食衝動が爆発するかのように、食べ始める。

虚しくて哀しい気持ちを抱きながら、只管食べ続ける。

やがて胃の限界が来て嘔吐する。

本当にこんな毎日はうんざりするとしか言い様が無い。






子どもの頃のように、２０時とか２１時位に床に就き、お昼まで眠り続けて

いられたらどんなに楽であろうか。

けれども夜型の私にとって夜だけが唯一自分の時間を持てている様な気が

して眠れない。






そうするとやはりマイナス思考の自分が優位に立って、


「意識さえなければ苦しい思いをしなくて済む」


という気持ちが現れる。だから、ずっとずっと眠っていたい。

眠っていれば、悪夢さえ見るものの現実のこの辛い状況から逃れられると

思うから･･･。





しかし、此処で私の為にコメントを残してくださる方々の意見を思うと、

自分はまだまだ頑張れていない、もっと頑張らなければと思う。

本当はもう頑張れないからうつ病と診断され致死率の高い病に侵されて

しまったのであるが、今の所は死なないで生きていられる。





摂食障害の苦しみ。うつ病の苦しみ。強迫性神経障害の苦しみ。

ＰＴＳＤの苦しみ。全てを甘受してそれでも生きなければならない。






『死ぬ事』は単に『逃げる事』としか捉えられないであろう。

否定したい事はいっぱいあるけれど、死んでしまっては全てがお仕舞いで

あるから、生きていなければならない。






自分の酷く絡まった糸を少しでも解せるように、生きてその作業をせねば

ならないであろう。






どうやったら夜の過食を２回から１回へと移行できるであろうか。

今は兎に角回数を減らし、身体へのダメージを少なくする事だけで

精一杯である･･････。