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2006.03.26
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カテゴリ:虚無
昨日記した、犯罪の被害にあった彼女の事を思うと、胸が詰まる。

そして彼女の苦しみ・痛み・哀しみ・辛さがまるで自分の事の様につんざく

ような痛みを伴い、心にざくざくと傷跡を残す。






その様な心持ちで日中を過ごしていた。抑うつ状態に拍車が掛かったかの

様にいつにもまして身体も心も重く動けない。シャワーを浴びるのも必死に

頑張らなければならなかった程である。






普段ならシャワーを浴びた後、栄養補給の為にスープを口にするのであるが

今日は気分が悪く水分を摂取するだけで精一杯であった。



『何も出来ない無力な自分』を突きつけられたようで

私には成す術もなく、彼女の苦しみに共鳴するだけであった。

今もその被害にあった彼女の事を思うと涙が出る。事件の詳細を母から

間接的に聞くしか出来ないが、それでもその陰惨で残虐な事件は関係者の

心を深く抉り抜くような痛みを感じさせる。






心のケアは専門家でないと出来ないと感じる。果たして彼女がその専門家の

元へ足を運んでくれるのか解らないでいるが、心の傷は本人が思っている

よりも深いところに根付いてしまう為、フラッシュバック等で苦しむ前に

専門家に話をして心の傷を逸早く癒して欲しいと願う。






しかしこんなにも大変な事があった後なのに、私の摂食障害の症状は

消える事などない。日中は只管拒食状態で過ごし、夜になれば暴発したかの

ように食べ始めてしまう。






祖父が脳出血で倒れた時、私は自傷も酷かった為その悲しみから手首を

毎日切り刻んだ。眠りに就く前には祖父の苦しみを思い涙が止まらず

毎朝泣き腫らした重い目蓋で大学へ行き、毎日祖父のお見舞いに行った。



「どうして必死に頑張っている人を苦しめ私を生かしておくのか」

と自責の念に駆られてばかりいた。

苦しみを背負うのは私だけで充分だから、私の大切な人達を苦しめないでと

毎日祈っていた。なのに次から次へと大切な人は悲しく辛い状況に陥る。

余りにも無常だと感じた。この世はそういうものなのか?

だとしたら私など産まれてこなければ良かったと何度後悔した事か。






一刻も早く犠牲者となった彼女には心のケアを受けて欲しい。

そして幼くしてそんな残虐な場面を目の当たりにした姪に対しても、今後

心の傷として残らないようなケアをしたい。






その為にも、私はもっと強くならなければ、もっと頑張らなければと強く

思うのである。





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Last updated  2006.03.26 21:08:05
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