055964 ランダム
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一期☆一会

一期☆一会

はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス



12月の雪の降る日。
今日もDr.ヒルルクと愛トナカイのチョッパーはいろいろな実験をしていました。
そんな時、Dr.ヒルルクはこんなことを言いました。



「おいチョッパー。もうすぐクリスマスだな。」
「クリスマス?なんだそれ??」

チョッパーは人間の世界で暮らしていなかったのでクリスマスを知らないのでした。

「なんだ?お前クリスマスも知らねぇのか!」
「うん。なんなんだ?クリスマスって??」



Dr.ヒルルクはなにも知らないチョッパーにクリスマスのことを教えてあげました。

「あのな、クリスマスってのは簡単に言えば祭りみたいなもんだ。毎年12月24日がクリスマスイブで、25日がクリスマスなんだぞ。」
「ほ~。そうだったのか!!」
「あぁ。それでな、チョッパー。クリスマスイブにはサンタクロースがくるんだぞ。」
「サンタクロース?誰だそれ??」
「サンタクロースってのはな、こーんな太っちょのヒゲの長ーい赤い服着たじいさんで、イブの夜に世界中の子供達にプレゼントを配るんだぜ!」
「本当?!おれの所にも来るかなぁ?!」
「あぁ!来るとも!!楽しみに待っとけ!」



そしてクリスマスイブの夜。
今日は夕食も少し豪華でした。後はサンタさんが来るのを待つだけです。
しかし、チョッパーはどうしてもサンタさんに会いたくてなかなか寝ることができません。
そこでDr.ヒルルクは言いました。



「おいおい、サンタは子供が寝た後にくるんだぞ。」
「そうなのか?!おれ、サンタさんに会いたかったのに・・・。」

Dr.ヒルルクは少しかわいそうだと思いましたが、これだけはどうしようもありません。

「会いたいのは分かるぞ。でもそういうもんだからしょうがねぇ。もう寝るんだな。」
「は~い・・・。」

チョッパーは渋々ベットに入りました。
Dr.ヒルルクはチョッパーが寝たことを確認すると
「さて、始めるか。」
と言ってなにか始めました。



翌朝。今日はクリスマス。
チョッパーの枕もとにはプレゼントが置いてありました。
チョッパーはうれしくてうれしくてDr.ヒルルクの所にプレゼントを持っていきました。

「ドクター!!おれの所にもサンタさん来たよ!ほら、プレゼント!!」
「そぉか!よかったなぁ!!開けてみろよ!」
「うん!!」

プレゼントは最新の医学書でした。
前からチョッパーが欲しがっていたのです。



「やったぁ!!おれ、これ欲しかったんだ!!」
「よかったなぁ、チョッパー!!それじゃぁ俺からもプレゼントだ!」

Dr.ヒルルクはチョッパーに毛糸のマフラーと手袋を渡しました。
Dr.ヒルルクは昨日の夜、チョッパーのためにこれを編んでいたのです。

「わぁ!!ドクターありがとう!!・・・あれ?でもおれ、もうサンタさんにプレゼントもらったぞ??」
「あのな、これは誕生日プレゼントだ。お前、誕生日わからねぇんだろ?それで昨日大はしゃぎで楽しそうだたじゃねぇか。だからこれからは12月24日がお前の誕生日だ!!」
「・・・おれの・・・誕生日・・・!!ドクター!ありがとう!!」

チョッパーはうれしくてDr.ヒルルクに抱きつきました。



そして今日もDr.ヒルルクと病人を治すために街へ出かけていきました。
もちろん、Dr.ヒルルクにもらったマフラーと手袋をして。





あとがき

チョパ誕&クリスマス小説です。なんとか間に合ってよかった・・・。
Dr.ヒルルクとの話っていうのはすぐ決まったんだけど、そっから話を広げていくのが難しかった。
それで今回は物語風にしてみました。わかるかな??絵本を意識してみたんだけど。
でもチョッパーがウチ的にかわいく書けて満足vvでもやっぱりチョッパーは難しいわぁ。
それと、チョッパーの誕生日は絶対ヒルルクが決めたんだと思う!!・・・なんとなくね(^^;
ここまで読んでくださってありがとうございました!!




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