名探偵コナン　18巻（青山剛昌）のあらすじと感想

2015年02月07日

カテゴリ：マンガ本

図書館で「名探偵コナン　18巻」を借りました。

（同じはずなのに…）

今回も目暮警部がきました。今までだとそれで終わりでしたが、今回新たな人物の登場です。目暮警部と一緒にやって来た人の中に高木刑事がいました。

主要人物は第1巻で登場した人も含め、初登場の時からアニメと違和感ない人達ばかりでした。でも今回の高木刑事はアニメで見る顔とかなり違います。でも名前が同じ別人とは考えにくいので、多分あの高木刑事だと思います。

真犯人が俳優だと気付いたコナンはいろいろと調べて、そのトリックがわかりました。

（二つの部屋）

いつものように麻酔銃を撃った小五郎の推理ショーで事件解決です。

（初恋の人…）

新一の家です。コナンと蘭と園子は夏休み中に家の大掃除をしてました。なぜか新一と蘭の初恋の人についての話で盛り上がってました。

しかしその話の最中に、インターフォンがなりました。3人で玄関に向かうと、中学の時の先輩の女の人がいました。先輩は大学の推理研究会に入っていて、週末に仲間が別荘で誕生日を祝ってくれるそうです。その誕生日会に新一を招待したかったようです。

そしたら園子が変わりに自分達ではどうかときいてました。推理で事件を解決したこともあるし、名探偵毛利小五郎もついてくるからと。で、結局コナンと蘭と小五郎と園子が先輩の誕生日会に行きました。

そして事件が起きました。

（燃える真実）

コナンは事件についていろいろ調べて、事件の真相がわかりました。

（心は開く!?）

いつものように麻酔銃を撃った小五郎で推理ショーです。

今回はこの話の冒頭に出てきた新一の初恋の人に関する話がまた出てきました。先輩からの暴露話でした。園子はその話が理解出来てましたが、蘭はわかってませんでした。新一同様（？）蘭もこの手の話にはうといということで。

（転校生は…）

帝丹小学校です。コナン達のクラスには転校生がやってくるそうです。転校生なんてコナン以来ということで歩美たちは転校生の話で盛り上がっていました。

転校生の名前が「灰原」ということで、光彦は変わった名前だと言ってました。そしたら元太が「コナン」よりましだと言ってました。フルネームは灰原哀です。

歩美と光彦と元太は、哀を少年探偵団に誘ってました。最初はあまり興味なさそうでしたが、コナンが探偵団にいるとわかると少し興味を示してました。

その日の放課後に、たまたま少年探偵団に同級生から依頼がありました。そこでコナン達は依頼人の家に行きました。

依頼人の兄がいなくなったので探して欲しいとのことでした。兄は絵を描いていたのですが、上から下まで真っ黒な女の人が絵を褒めてたそうです。そこでコナンは黒の組織関連の女かもと思いました。

アニメを見ているのでこの転校生の正体はすぐにわかりましたが、見てない人（・・・まずいないと思うけど）だと、変わった転校生くらいにしか思わないかも。

（黒ずくめの女）

コナンは歩美たちを巻き込まないように、寄る所があるからと一人で行動をしました。しかしコナンの行動を見た哀の発言により、歩美達はコナンを尾行してました。

話のラストでジンとウォッカが出てきました。車に乗ったジンは携帯でウォッカと会話をしてました。ジンが「そうか・・・奴はまだ行方知れずか・・・」というと、ウォッカは「すまねぇ兄キ、発砲手は尽くしてるんだが・・・しかしまだ信じられねぇよ・・・奴があそこから姿を消したなんて・・・」と。

ジンは「屍がなかったって事は、殺しそこねたって事だ・・・とにかく早く見つけ出して、オレの前に引きずりだせ・・・奴の口から組織の事がバレたらマズイ・・・もちろん・・・生死は問わねーぜ・・・」と。

かなりやばそうな状況です。しかし、アニメですでのこの後の話を見てるので続きを読む楽しみが半減してるのがちょっと残念。

（コードネーム・シェリー）

今回の事件はなんとか解決しました。で、黒づくめの女から組織の情報がわかるとコナンは思っていたのですが・・・その女は組織とは何の関係もありませんでした。

コナンは事件が怖くて泣いている哀を家まで送りとどけてました。家の近くまで来たコナンは、哀に別れをつげて毛利探偵事務所に帰ろうとしてます。

しかし哀は意味深な発言をはじめました。「アポトキシン4869・・・これなんだかわかる？あなたが飲まされた薬の名称よ・・・薬品名は間違ってないはずよ・・・組織に命じられて私が作った薬だもの・・・」と、コワイ顔して哀が。

更に「あなたといっしょ・・・私も飲んだのよ・・・細胞の自己破壊プログラムの偶発的な作用で、神経組織を除いた骨格・筋肉・内臓・体毛・・・それらすべての細胞が幼児期の頃まで後退化する・・・神秘的な毒薬をね・・・」と。コナンが「灰原・・・おまえまさか・・・」と言うと、哀は「灰原じゃないわ・・・シェリー・・・これが私のコードネームよ・・・どう？驚いた？工藤新一君？」と。

今までも黒の組織関連の話は少しありましたが、今回はすごい内容でした。アニメで内容を知っているのがホント残念です。何も知らない状態で読みたかったです。

（偽りの少女）

前回の話の続きで、哀のことについていろいろありました。前回のように内容を書いてもいいのですが、キリがないのでここははぶきます。アニメを見てたら普通にわかってることばかりだし。

で、哀との会話である重要なことがわかりました。ある大学教授のもとに黒の組織関連の重要なフロッピーがあるかもしれないことがわかりました。ということでコナンと哀と阿笠博士は静岡にいる大学教授のもとに向かったのですが、その教授は部屋で死んでました。

（チェックメイト）

今回は静岡での事件ということで横溝警部がきてました。被害者宅に残された留守電のメッセージをきいたのですが、その中にウォッカのものと思われるメッセージがありました。

灰原哀登場ということで、18巻はかなり重要な巻でした。本来ならこうやってあらすじとして見るよりマンガを読んだ方がいいですね。表情とかもかなり大事なので。

しかし、黒の組織関連の情報が入っているのはフロッピーなんですね。まぁ、コミックスが出たのが1998年なので、まだフロッピーで情報を持ち歩いていた頃だったのかなぁ・・・？よく覚えてないのですが、変な感じです。

でも気になったので少し調べてみました。CD-Rは1987年から発売されたようです。そして1997年の価格破壊により急速に普及したようです。ということは雑誌掲載時にはまだ普及率が低かったのかもしれません。

usbは1996年から発売されたようですが、いつごろから普及したのかはよくわかりません。まぁ、どっちにしろ微妙な年代ですね。2000年代に入ってからの掲載だとこういった記憶媒体に変わっていたかもしれませんね。