一期家一笑 ヒロシ日記。 ~下地で八百屋をやっています。ナウ!~

2014/11/17(月)21:32

「 ふじようちえん。 」

ちょっくらお出かけしてきちゃいましたとさ(195)

 東京の立川市にあります、「 ふじようちえん 」さんの園舎見学会に店長と行ってきました。   こんな写真を、見たことがある方も多いかもしれません。 園舎そのものが遊具のようになっていて、円形の園舎の屋根部分は、子どもたちが走り回れるデッキになっています。   とても有名なアートディレクターさんと、とても有名な建築家さんが設計した園舎ということで、ずいぶんとメディアにも取り上げられましたし、ぼくがふじようちえんさんを知ったのも、そのアートディレクターさんの作品集を見たのが最初でした。   それが先日縁あって、ふじようちえんの加藤園長先生とお会いする機会に恵まれました。 お話しをさせていただいて、今まで本などから抱いていたイメージが180度変わりました。  正直言いまして、園長先生にお会いするまでは、東京の大きな幼稚園が、有名なデザイナーさんを使って奇抜なデザインの園舎を建てた、くらいに思っていたのですが、園長先生とお話しさせていただくと、そんな自分の浅はかな考えが恥ずかしくなりました。 園長先生の話す言葉は、すべてが「 子どもの成長のため 」につながっていて、園舎もスタッフも、園長の自分自身も、それを手助けするための道具なんだとおっしゃっていました。    それは、しっかりとスタッフの方たちにも共有されていて、この日に案内してくださった主任先生も、「 建築を取り上げていただくのもいいのですが、ぼくらは子どもの成長を手助けするのが仕事なので、それを見て頂けるとうれしいですね。」と、おっしゃっていました。    園内には、自然と触れ合えるようにと、農園があったり、ポニーや鴨がいたりします。   園舎の軒先には、季節ごとに干し柿や大根などが干してあったりして、日本の昔ながらの文化を子どもたちに伝えています。  園長先生が、「今の日本で、子どもに文化を伝えるのは、幼稚園とスーパーの役割なんですよ」とおっしゃっていたのは、ズキッと心に刺さりました。    園舎が注目をあびることも多いふじようちえんさんですが、実際に園を見させていただいて、そのすべての中心に「子どもの成長」がありました。 建築は、そこで暮らすひとのため、という当たり前のことを、改めて教えてもらった一日でした。      今日も一期家一笑にきてくれてありがとうございます。 お店は、そこで働くひとと来てくださるお客様のためのもの。     

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