結城義晴先生と、アワーポリスィー。
今日は、名古屋での勉強会に参加させていただきました。 お取引先の折兼さんが主催のセミナーでして、毎回すばらしい方が講師をしてくださいます。 今回は、ぼくに商売のおもしろさを教えてくださった方でもある、商人舎の結城義晴先生と、スターバックスや自然派化粧品のボディショップなどで社長をされていた、岩田松雄さんの講演でした。 午前の部の講師をつとめてくださった結城義晴先生は、元々商業界の社長も務められていた方で、ぼくがはじめてお会いしたのは、7年ほど前のことになります。 小売業界に入らせてもらい、それこそ、その面白さも難しさも、楽しさも苦しさも、右も左も分からないときに、結城先生と出会いました。 今でもそうなのですが、ぼくは割りと質問魔なので、分からないことは、アホのように何でも聞いてしまいます。今思うと、とても幼稚な質問だったのですが、結城先生は嫌な顔ひとつせず、真摯に答えてくださいました。 そんな結城先生の今日の講演。1時間30分という短い時間での講演でしたが、改めて、商売の面白さを、根本的なところから教えてくださいました。 すばらしいお話しはいくつもありましたが、その中でも印象的だったのが、アメリカで好調な業績を挙げている、「 Eatary (イータリー)」のポリシーの話し。 アメリカの小売業で、最も有名なポリシーを掲げるのが、スチュー・レオナードというテーマパークのようなスーパーマーケットです。店先の石にこのような言葉が刻まれています。 (写真は結城先生のブログより拝借しました) Our Policy.Rule 1The customer is always right !Rule 2If the customer is ever wrong reread rule 1. Stew Leonard 和訳すると、 私たちの理念ルール1顧客はいつも正しい!ルール2もし、顧客が間違っていると思ったら、ルール1に戻れ。スチュー・レオナード というところでしょうか。さまざまな講演会や本などでも引用され、世界でも最も有名になったこのポリシーに対して、ナンパの国、イタリア発のイータリーは、このようなポリシーを掲げます。 (写真は結城先生のブログより拝借) Our Policy1.The customer is not always right.2.Eatary is not always right.3.Through our differences, we create harmony. 1・顧客はいつも正しいわけではない。2・ 私たちもいつも正しいわけではない。3・その差異が、調和を創りだす。 スチュー・レオナードのポリシーと対を成すような21世紀の新しいポリシー。なんだか、おもしろいなぁ、と妙に納得してしまいました。 ぼく自身、型にはめられるのも、型にはめるのも、得意でも、好きでもありません。 みんなちがって、みんないい。 とは、たしか、みつを先生の言葉だったと思いますが、それでいいじゃん、とぼくも思う、今日この頃です。 たまには、勉強もいいですな。ちなみに、午後の部の岩田さんの講義も、めっさおもろかったです。 今日も一期家一笑にきてくれてありがとうございます。明日は年にいちどの”いい夫婦の日”。たまにはラブラブしたって、いいんじゃないのーっ。