今日はオペラを観る。
NHKハイビジョンで昼からニューヨーク・メトロポリタン歌劇場1月公演(ベルリーニ作曲清教徒)をたっぷりと観劇した。僕はこのオペラはFM放送でライブで流していたのでぜひ映像で見たいと念願していたオペラだった。なにせ、目下美貌歌手として世界一といわれるアンナ・ネトレプコが見れるわけだから期待が膨らんでいた訳である。指揮は、太りすぎて病いが完治していないレバインに代わってパトリック・サマーズが振っていた。この人最近になって名前をよく聞くが、コンクール出身ではなく叩上げノンキャリ指揮者でどんな曲目でも無難にこなすタイプである。とにかく、豪華な舞台にベルリーニの甘美な旋律とネトレプコの歌声に酔いしれた2時間半だった。この曲は美しくて終始単純と思われる映画伴奏的なものだから聴いていてそのまま舞台に釘付けとなった。2幕目の有名な狂乱の場では、ネコプルコ少々外しかけたがなんとか抑えることが出来てよかったよかった。このライブは録画したが、今後デスクになって売り出されたら8000円は下らないと思うと得した気分になった。