2008/05/13(火)12:05
引越し
私はとても疲れている。万年いつも疲れているが、今は特に疲れている。理由はお引越し。
5月2日大安に別の家に移りました。といってもお隣の町内に引っ越しただけ。街は変わっておりません。
引越しの理由は、いろいろある。
1.子供たちのためにいい学校のある学区に移る。長男は今年秋から1年生なんです。
2.アッツイ テキサス。もっと日陰の多い、直射日光の差さない庭のきれいなおうちに移りたい。
3.おもちゃが散乱していても、お客さんが入ってきてすぐ見えないところにおけるスペースが欲しい。
4.州外から泊まりにくるお客が多いうちなので、そのたびに子供たちが子供部屋を明け渡さなくてもいいように部屋がもう少し欲しい。
5.主寝室が台所や食堂、リビングから離れている家が欲しい。お客(主にうちの義父母)が朝起きて食べだすときや、子供が早起きしたときに結構がちゃがちゃうるさいもので。
6.手入れする時間がないから、庭が適当に狭い家がよい。(前の家のが広すぎた。)
これが主な理由。細かい条件はもっとあるけれど、長男が小学校に入る秋には間に合うように引越したかった。それで急いで探してカスをつかむといやなので、ゆっくりと去年の6月から時間をかけて探し続けた。
みつけた家はほぼ理想どおり。2001年築。上の条件も全て揃っている。見つけた瞬間、「これよ、これ!」と思った。結構これが嫌、あれが嫌という旦那も「うん、いいね。」
即決でオファーを出した。
アメリカの不動産売買は新築でない限り入札制だ。
売り手は予め売値を提示。
気に入った買い手はそれに対して、こちらの買値を提出(オファー)。
買値は売値より高くても安くても構わない。要はそれを売り手が受けるかどうか。
今は買い手市場なので、うちも提示値より安く出してみた。
もちろん、この時点でとっても人気ありそうで、他にも入札してくる買い手がいそうな場合は、高く値段を出した人が勝ちなので、その辺が見極めどころ。
うちはこの家が市場に出て一日目で目をつけて、2日目にオファーを出したのでまだライバルの買い手はいないだろうと判断。結構強気で下げてみた。
すると売り手は少し歩み寄った値段を提示。(カウンターオファーという。)
なので、こっちもまた少し歩み寄った値段を提示。
更にあっちも少し下げて、…。
と、やっている間に1週間が経つ。あちらの狙いはのんべんだらりと日を延ばして、その間にもっといい買値をつけてくれる人が現れるのを待っているわけだ。
そうはいかせない、とこちらも「明日中に返事をくれること」と条件をつけることもできる。
そして、やっと売り手側が「じゃあ、この値段でどう?」とくる。
こちらも、「それなら、手を打ちましょう」と同意。小額の手付金(オプションマネー)を渡す。
その後、1週間くらい家は市場から一時的に抜ける。その間に買い手は家の検査をする。検査業者がちゃんといて、2時間以上かけて目を皿のようにして、いろいろ壊れているところや直したほうがいいところを見つけてくれる。
買い手は検査の結果が気に入らなければ、オプションマネーはパーになるけれど、オファーをキャンセルすることができる。
気に入れば、買い手は本格的な手付金(アーネストマネー)と共に、「こことここを直してください。」と売り手にお願いする。
売り手は「これは直すけど、これは直しません。」と直す項目を選んでくる。
最終的に契約日までその間2~3週間くらい。その間に売り手は修理を終わらせる。
契約日の1・2日前あたりに買い手は修理の結果を点検。
満足いけば契約日となる。
契約日は膨大な量の契約書にサイン。手が痛くなるほど。頭金の小切手を渡して、それが現金化されたら晴れて鍵を受け取る。
というわけで、3月末にこの新しい家を見に来てから、4月末まで約一ヶ月、こんな経過を辿って、5月始めに引越しをしました。
4月中旬からは荷造りとの戦い。しかし小さな子供二人が途中で「遊んで~」と邪魔するので、基本的に子供が寝てから毎晩2時間くらいずつやってきた。ところが全然終わらない。それで最後の1週間はほとんど夜2時までかかって寝ずの荷造りとなった。しかも旦那も私も仕事が忙しくその後1時間は家で仕事していた。
引っ越してからはもちろん、荷解き。
全然すすまーーーーん!まあ、こっちは急ぐ必要はないけれど、何がどこにあるかわからなくなったので、やれ、「あれ、スプーンはどこ」「おしりふきがない!」と毎日ものを探すのに必死。未だに家の中にはダンボールが散乱。
さて、次は前の家を売りに出すので、今一生懸命「美しくみせよう作戦」を展開中。壁を塗りなおしたり、ヒビを直したり、徹底的にお掃除したり、庭も雑草を取ったり、と大忙し。
この騒動、まだまだ家が売れるまで続きそう。あー。