033426 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ぺこぽこまむず広場

旦那は出張、残された2人。

滞在場所:テキサス州ダラス-Plano Sweetwater

 となりの街まで旦那は出張です。

 お天気は快晴。ほんの数十分ですが、良いフライトが出来そうです。
「行ってきます。気をつけて…」彼は朝食を終えると、荷物を抱えて出掛けて行きました。一人息子(ほやほやの2才児)は、まだ夢の中です。
 たった一泊だけの出張ですが、ここダラスに来て、子供と2人だけと言うのは初めての経験です。何も起こらなければよいけれど…。

 旦那の朝食の後片付け・手紙の整理をしていると、2才児起床です。
「おはよう!」
2人だけの朝食です。(旦那は早朝出社の為、これはいつもの事)
お父さんが出張で、今日は帰らない事を告げ、
「頑張ろうね」「うん・良い子にする。」と一致団結。
2人の2日間が始まりました。

 広ーい部屋の掃除・広ーい庭の草むしり・簡単便利な乾燥機付き洗濯機での洗濯が終了し、「そろそろ、息子と遊んでやろうか…」とリビングを覘くと、姿が見えない。どこかしら…。
 子供部屋へ行っても…。いない。リビングに戻り、何となく玄関ドアに目をやると、遠くに小さく後ろ姿の2才児ポツン。

 「何でー。玄関から遠く外が見えるの?それも丸く…。」
慌てて戸外の子供を連れ戻し、玄関ドアを開けようとしたところ、

「あれっ。何か変。何か無いよ。」
慌てる私の目に、外れて落ちたドアノブが飛び込んで来ました。
どうやら、戸外に出たいが為、2才児は力まかせにこじ開け、外れたドアノブを捨てた様でした。

 それからが大変。不動産屋・オーナー・修理会社・旦那のポケベル(懐かしい)・旦那の会社・出張先…。ドアノブの修理1つするにも、本当に大変。
 賃貸住宅なもので、オーナーと不動産屋の承諾無しに修理をしようものなら、裁判沙汰になる事だってあるのです。

 オーナーへの確認は思いの外早く済み、契約修理会社の方の到着を待つばかり。ところが、なかなか来ない。待てども待てども。やっと来たかと思ったら、

「大人の人はいないの…?子供じゃ話にならんよ。」
「私がそうですが。」
「ベビーシッターに用は無いよ。」
仕方が無いので、パスポートを見せると、
「だからーこの人を連れて来てよ。」と。(そりゃ、私だ!)

旦那に連絡を取り、妻である事・大人である事を説明して貰い、やっと修理開始。修理が終了したのは午後5時を回っていました。
修理屋は、疑いの眼差しで帰って行きました。

「小切手は、今きらなくて良いからね。封筒を置いて行くから、ここに後で送って頂戴ね。」と捨てぜりふを残して…。

後にも先にも、ダラスでの旦那の出張はこれ一度きりでした。







© Rakuten Group, Inc.