旦那は出張、残された2人。滞在場所:テキサス州ダラス-Plano Sweetwaterとなりの街まで旦那は出張です。 お天気は快晴。ほんの数十分ですが、良いフライトが出来そうです。 「行ってきます。気をつけて…」彼は朝食を終えると、荷物を抱えて出掛けて行きました。一人息子(ほやほやの2才児)は、まだ夢の中です。 たった一泊だけの出張ですが、ここダラスに来て、子供と2人だけと言うのは初めての経験です。何も起こらなければよいけれど…。 旦那の朝食の後片付け・手紙の整理をしていると、2才児起床です。 「おはよう!」 2人だけの朝食です。(旦那は早朝出社の為、これはいつもの事) お父さんが出張で、今日は帰らない事を告げ、 「頑張ろうね」「うん・良い子にする。」と一致団結。 2人の2日間が始まりました。 広ーい部屋の掃除・広ーい庭の草むしり・簡単便利な乾燥機付き洗濯機での洗濯が終了し、「そろそろ、息子と遊んでやろうか…」とリビングを覘くと、姿が見えない。どこかしら…。 子供部屋へ行っても…。いない。リビングに戻り、何となく玄関ドアに目をやると、遠くに小さく後ろ姿の2才児ポツン。 「何でー。玄関から遠く外が見えるの?それも丸く…。」 慌てて戸外の子供を連れ戻し、玄関ドアを開けようとしたところ、 「あれっ。何か変。何か無いよ。」 慌てる私の目に、外れて落ちたドアノブが飛び込んで来ました。 どうやら、戸外に出たいが為、2才児は力まかせにこじ開け、外れたドアノブを捨てた様でした。 それからが大変。不動産屋・オーナー・修理会社・旦那のポケベル(懐かしい)・旦那の会社・出張先…。ドアノブの修理1つするにも、本当に大変。 賃貸住宅なもので、オーナーと不動産屋の承諾無しに修理をしようものなら、裁判沙汰になる事だってあるのです。 オーナーへの確認は思いの外早く済み、契約修理会社の方の到着を待つばかり。ところが、なかなか来ない。待てども待てども。やっと来たかと思ったら、 「大人の人はいないの…?子供じゃ話にならんよ。」 「私がそうですが。」 「ベビーシッターに用は無いよ。」 仕方が無いので、パスポートを見せると、 「だからーこの人を連れて来てよ。」と。(そりゃ、私だ!) 旦那に連絡を取り、妻である事・大人である事を説明して貰い、やっと修理開始。修理が終了したのは午後5時を回っていました。 修理屋は、疑いの眼差しで帰って行きました。 「小切手は、今きらなくて良いからね。封筒を置いて行くから、ここに後で送って頂戴ね。」と捨てぜりふを残して…。 後にも先にも、ダラスでの旦那の出張はこれ一度きりでした。 ジャンル別一覧
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