2009/01/31(土)00:19
これからの十年日本大好機
作家であり元経済企画庁長官の堺屋太一氏が書いた本。
これからの十年日本大好機
著者: 堺屋太一
出版社: 日本経済新聞出版社
発行年月: 2007年05月
『高齢化大好機』改題書
目次
はじめに―高齢化はニューフロンティア
第1章 高齢化こそ大好機(千日の大変革―「もと」が変わる!
「戦後」の終焉
知価革命の風
団塊の定年が世の中を変える
定年後は「満足の大きい」生き方を)
第2章 高齢化を活かそう(高齢者の増加
好老社会の見取り図
職縁社会から好縁社会へ)
第3章 高齢市場の実例と分析(なぜ音楽を習うのか
おじさんおばさんのスポーツ
高齢化時代の住宅産業
中高年マーケット連関
本当に好かれているか
百貨店は生き残れるか
高齢者は老人ではない
魅力ある高齢者)
これからの十年日本大好機
タイトルから想像した内容とは全く違いましたが、とても面白い本です。
日本が高齢化社会に突入し、年金の財源はないし、お先真っ暗というような論調が主流ですが、団塊世代を全く違う視点から見ており、うなずける内容がとても多かったし、この予想が現実となればと思う。
今までの団塊世代が通ってきた道を年代を追って解説してあり、また人口減少についても中世のイタリアの例などを挙げ肯定的に評価されているところが面白い。
税制については全く触れられていませんが、資産持ち、金持ちの我々の親の世代に負担してもらえる税金は消費税であり、消費税の増税をとっととしてもらいたいと言うのが勤労世代のサラリーマンの感想。(所得税と消費税と誤記がありました。訂正済み)
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