駐在員のメキシコ日記 Season2

2009/03/30(月)02:21

帝国ホテル 厨房物語

読んだ本(79)

帝国ホテル、元専務取締役総料理長の村上信夫氏の本。 帝国ホテル 厨房物語 著者: 村上信夫 出版社: 日本経済新聞社 発行年月: 2004年7月 目次 1 十二歳の旅立ち 2 元気な小僧、調理場に立つ 3 日本一の調理場へ 4 戦場のカレーライス 5 料理人として再出発 6 至高の味をパリで学ぶ 7 料理長は大忙し 8 帝国ホテルの味を守って 終わりに―夢持ち続けて 帝国ホテル厨房物語 日経新聞の「私の履歴書」に連載されていたものが加筆修正され文庫本化されたもの。 「帝国ホテル」「フランス料理」と言ったら私の世界からは一番遠いところにある料理という感じがしていたが、著者はNHKの「今日の料理」に出演したり、厨房でのゲンコツ禁止とかそれまで各料理人の丸秘であった帝国ホテルのレシピを作ったりだとか、東京オリンピックの選手村の料理長をしたりだとか、とても新進気鋭の料理人のようであるが、料理の基本を大切にしながら客に飽きさせない工夫を常に続けるなど、日本のフランス料理の発展に非常に貢献した人です。 12歳で両親に先立たれた時から料理人を目指すわけですが、途中出兵してシベリアに抑留されたり、大使館付の料理人をとしてブリュッセルに行ったり波乱万丈の人生であっという間に読み終わりました。 しかし、いくら旨いといっても一人ん万円も出すなら、n千円の居酒屋に何回か行った方がいいというのは私だけでないと思う。 駐在員観が変わった方も変わらなかった方もポチッと 人気ブログランキングへ

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