アレルギーと離乳食母乳のところでも書いているとおり、長男は離乳食始めてまもなく牛乳(乳製品)アレルギーが判明した。食べてすぐ症状が現れて比較的短い時間でおさまる、といういわゆる即時型反応というタイプのようだった。 もともとアレルギーがあることを疑って、初めての食品は一品ずつ少しずつという基本どおり本来の私にはありえないくらい慎重に進めていた上、わかりやすい症状だったこともあってのんきな私でもすぐに発見できたわけだ。 症状自体も軽い方らしい。 アレルギーでよかったとは思わないけどこれらの点は不幸中の幸いといったところか。 アレルギーといえば血液検査というものもあるそうだけど、アレルギー判明から1歳をとうに超えた今までそういうものは受けていない。 月齢が低いほど血液検査でなんでもかんでも反応が出てしまうことが多いときいて 消化器官の未熟さゆえのアレルギーならばその食品を除去していくことで対応できると思ったからだ。 実際「うどんを食べても症状はないんだけど血液検査で小麦がだめって出たから」と小麦除去をしているあるママさんの話を聞いて、血液検査も万能所ないのかもと思うようになったことも影響している。 結果的に長男の場合除去の必要がある食品が少なかったし、1歳ごろから症状はほとんど出なくなったのでそのまま現在にいたる。 離乳食作りも慎重に進めること以外は大して気を使っていない。 メニューは少々限られてくるけどそんなのは工夫次第でどうにでもなる。 ベビーフードを使いたいときに選択肢があまりなかったのが不便といえば不便だったが。 一番苦労したのは周囲の協力というか理解。 6ヶ月を過ぎるとお出かけすることも多いし、離乳食はじめたといえば何か食べさせたくなる人もいる。 アレルギーのことを説明してもあまりわかってくれないというか、軽く考えてしまう人が多いのには正直まいった。 それにしても赤ちゃんに大人と同じお菓子を食べさせたがる人のなんと多いことか。 アレルギーじゃなくてもだめでしょ、普通。 そういうときに限ってこちらからは強くいえないような立場の人だから、説明してお断りするのに一苦労。 自分の親兄弟や親しい友達ならきっぱり言えるんだけどなあ。 何かと大変なこともありつつも付き合ってきた長男のアレルギー。 今思えば私自身が食べ物についていろいろ考えるいいきっかけになった気がする。 アレルギーは自分のせいかもと落ち込んだ時期もあったけど、周りからいやなこと言われたこともあったけど、考えていても仕方ないと真正面から向き合い始めてからはそんなこと気にならなくなった。 のんきな私に与えられた試練の一つだったのかもね。 (2005.1.31) |