パン作りの粉・・・
明日はコンパルホールで中級パン講座です。只今、準備中。明日のパンは、カンパーニュです。パン屋さんでよく見かけるパンです。カンパーニュとは、仏語で「田舎」という意味です。パリ周辺の地域でよく作られパリに売りに来ていたことから名づけられたと言われています。田舎ではおばあちゃんが焼いてくれることから、「パン・グランメール(おばあちゃんのパン)の別名もあります。本来は天然酵母で長時間発酵させたパンで、独特の酸味のあるパンです。目が粗く、歯ごたえのあるクラストが特徴のパンです。明日の講座では、強力粉の他に、ライ麦粉と全粒粉を混ぜて作ります。パン作りに使う強力粉は、小麦粉の中でタンパク質の割合が最も多い粉です。強靭なグルテンを作るので、パン作りに適しています。フランスパンなどハード系のパンを作る場合は、グルテンの粘り成分が中力粉に近い、準強力粉を使用する場合が多いです。フランスパン専用粉ともよばれています。薄力粉は、グルテンの粘り成分が少ないため、ケーキやカステラなどに向いています。全粒粉は、小麦の表皮や胚芽を含めて小麦を丸ごと細挽きしたものです。小麦粉に比べると栄養価が高くて、ビタミン・必須アミノ酸・食物繊維も豊富に含まれています。ライ麦粉は、独特な酸味と甘みのある粉です。ライ麦を丸ごと挽いた粉で、食物繊維、鉄分、ビタミンB群、リンなどが含まれているヘルシーな食材です。ライ麦はグルテンが成形しないため、小麦粉のパンに比べ、膨らみやしっとりとした食感にかけます。日本人の好みに合ったライ麦パンは、小麦70%に対して、ライ麦を30%程度配合するのが好ましいと言われています。色々な粉を使って、色々なパンを作るのも、手作りパンの楽しみですね~