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テーマ:映画館で観た映画(8662)
カテゴリ:映画 洋画
「愛を読むひと」をみた。ホームページはココ。
この作品は性別、年代、好みでかなり感想がばらつきがあるのではと 難解な映画だと感じました。 シネコンで、子どもはトランスフォーマーをみて、 私がこの作品を選んだときいた夫は「泣いてるんじゃないの?」と 想像したそうだが。泣くまではいかなかった。ちなみに隣の女性は 後半グズグズないていた。 たくさんの映画がよぎる。かけめぐる。 女性に本を読むということで「きみによむ物語」 ナチス関連の映画で「戦場のピアニスト」 ナチスの加害者側の作品で ジェシカ・ラング主演の「ミュージック・ボックス」 ![]() 【七夕セール!】 きみに読む物語 スタンダード・エディション(DVD) ◆25%OFF! ![]() 戦場のピアニスト(DVD) ◆20%OFF! 男性ならば年上の女性のイメージをずっともっているのか? 私は、現実的なのかずっと思い続けるということがないのか 理解できないというかんじ。 彼女のかくしたい秘密。 それは他人からの罪のおしつけを実際にはしてないといっても 隠し通して生きなければいけなかった苛酷な成人するまでの 家庭環境を想像させる。 そうその成人するまでの家庭環境を彼女は語りもしないし エピソードとしてそこまで断片的にでもいれれば少しは 哀れみや同情、この時代なら仕方ないかもしれないと 感情がわくのだが、男性からの視点で彼女も多くを 自分から告白しようとしないから感情移入がしにくい。 二人が自転車で一泊旅行にサイクリングででかけるとき 彼女が教会での合唱シーンをみて涙ぐむシーンがあった。 そのとき彼女には充分すぎる年齢もあるから、どこかに 我が子がいて、それを思い出して泣いているのかと思った。 それくらい自分のことを話題にしない他人をよせつけない 生活ぶりを徹底しているのだ。 その他人との距離をおくというのは、後半に彼が法学部の 学生として裁判を傍聴した際の再会において彼女の過去が 明かされていくときに解明されていくのではあるが…。 身近な関係のひとの隠したい秘密。それを感じ取ってしまったとき 証言するなりの行動で彼女のプライドをこわしてまで罪を軽くすべきか 彼女の心情を理解して、このまま囚人として無期懲役の罪を 償わせるべきか悩む彼。 自分の声で朗読してテープをおくり彼女が手紙をかいても 返事もださない彼。 テープをおくったりお互いの行き来があっても直接面会にはこない彼。 やがて彼女が釈放のときをむかえるときに 彼しか社会では頼る人がいないととうとう面会する時間はやってくる。 食堂で、彼女はあいかわらず彼を坊やと呼び 彼女は白髪でしわもあるが美しい人ではあった。 そのあとの彼女が選んだ決断。 友人や家族もなく遺体をひきとる人間も彼しかしない 孤独な最後。これが選択としてよかったのか疑問ではあるが 彼は最初の恋に自分なりの終止符をうったのだろうが、 私としては本を朗読して聞かせる以外になにか個人的に 彼女をケアする方法がなかったのかと疑問が残りました。 個人的には、ナイロビの蜂でみたレイフが苦悩する男性の 役をこなしていてこんな役をするにはうまいと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/07/15 11:55:43 PM
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