070706 ランダム
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ユずのぺぇじ

ユずのぺぇじ

悪魔の子4

 ワイワイ、ガヤガヤ  クラスのほとんどの人達が話したり、ふざけ合っている。 拓磨の周りには2人の人が居た。昌吾と美帆だ。 美帆「拓磨って、誰かの所に行ったりしなくていいの?友達の所とか」 拓磨「メンドイ。って言うか、お前こそいいのか?ほかのヤツと話したりしなくて?」 美帆「いいの。別に。」 ガラッ・・・・ 「席着いてぇ~・・・」 先生らしき人が教室に入って来た。 拓磨「(女か・・・・・・見た感じ30代後半か・・・?)」 先生「1年間皆さんの担任になりました。福田です。ヨロシク」 美帆「(今日は半日のはずよねぇ~♪)」 昌吾「近くに仲の良い人が・・・いない。」 先生「とりあえず、今から1時間目まで使って自己紹介と友達作りのゲームをやります」 拓磨「(アホか?こいつ)」 先生「じゃあ、窓際の人から・・・」 ~~~~1時間後~~~~ 拓磨「っと終わったぁ。あのゲームまるでアホだ。」 昌吾「拓磨くぅ~ん。今日の午後遊ばない?」 拓磨「別に・・・・」 昌吾「別にって・・どっち?」 拓磨「別にいいよ。予定無いし。」  昌吾「うん。じゃあ12:30に拓磨君の家の前で・・・・・・」   ~~~~~~~~~~~~    授業が終わった。全校生徒が蟻のように玄関から溢れ出て来る。今日は半日のせいか、遊ぶ約束の声も多く聞こえる。 ~~~ 昌吾「遅いよ!拓磨くん!!」 拓磨「・・・・・別にに遅かねぇ!」 昌吾「 ? 約束の時間より15分も遅れてるよ」 拓磨「俺の腹時計は絶対だ!」 昌吾「・・・・・・・・」 拓磨「とりあえずナック行くか?」 昌吾「え?今昼ごはん食べたばかりじゃ・・・?」 拓磨「姉貴がヒステリー起こして、あんま喰えんかったし、何か話したりするならやっぱりナックだろ?」こうして拓磨たちは公園を出た。・・・・・ 「拓磨さ~ん」声の方を見ると勝司が居た。 勝司「拓磨さ
ん、今日は変な組み合わせですね。何処行くんスか?」 拓磨「ナックだけど・・・オマエも来るか?」 勝司「・・・・・行きます。」こうして3人でナックに行く事になった。  ~~~~  昌吾「それにしても拓磨君多いね」 拓磨「まぁ、昼メシ喰ってネェ~し。」 勝司「良かったら俺のポテト食べます?」 拓磨「いや、いい。それより最近、義信[よしのぶ]と春彦[はるひこ]見ねぇ~が、どうした?」 勝司「・・・・・・」 昌吾「・・・っ えっと・・・義信君は、この前親戚の家で親と親戚の人と相談して、中学は横浜の中学を受験するらしくて、1ヶ月ぐらい親戚の家で横浜の事色々教えてもらうらしくて、春彦君は親の仕事の都合で急に引っ越したんだよ。」 拓磨「ふ~ん、1ヶ月って事は義信は修学旅行までには戻ってくるってことダロ?」 昌吾「うん。タブン」 拓磨「んじゃ、腹ごしらえも済んだしゲーセン行くか?」 勝司「行きます」 昌吾「えっ、ゲームセンター?」 拓磨「は?何?」 昌吾「ゲームセンターなんて不良の行く所じゃん」 拓磨「オマエ、美帆どう思う?あいつもゲーセン来る時あるぞ?」 昌吾「・・・じゃあ、別に不良とかそういうのじゃないんだ」 拓磨「じゃっ、行くか?まずイニFダロ?」 勝司「ソウソウ。で、次がボクシングX」 昌吾「いにえふ?ぼくしんぐえっくす?」 拓磨「はっ?知らネーのか?もしかゲーセン行くの自体始めて?」 昌吾「初めてだよ!」 拓磨「ったく、しょうがネ~なぁ。イニFはイニシャルFの略で走り屋のやつで、ボクシングXがボクシングのゲームだよ」 勝司「ちなみにカンエヌはカンダムNの略ね」こうして3人はゲーセンに向かった。  ~~~  拓磨「っれにしても昌吾、大声出しやがって。客どころか店員も俺達のこと見てたぞ」 昌吾「ゴメン」 勝司「拓磨さん、イニF誰かやってますよ?」 拓磨「ぁ?まぁいいや。終わるの待ってよ。それまでボクシングXでも・・・」 おもむろに拓磨と勝司は顔をあわせる。そしてなにやら目で会話している。 拓磨「昌吾、オマエ[ボクシングX]やってみろよ?」 昌吾「え? ・・うん」 ~~~ 拓磨「あぁ~、違う、左フック!」 勝司「バカ、避けろ。右ストレートでカウンター!」 昌吾「ハァ、ハァ、ハァ、・・・・勝った。疲れたぁ・・・」 ドサッ そう言って昌吾がその場に座り込む 拓磨「下手だな。1番弱い相手でこんなに苦戦するか?」 昌吾「しょうがないじゃん。初めてなんだから」 拓磨「とりあえず休憩するか?」 勝司「んじゃ、俺飲み物買って来ますんで、拓磨さん何にします?」 拓磨「サイダー、ンじゃ、コレ金。おまえは?」 昌吾「コーラ」 ~数分後~ 勝司「イニFあいたみたいっすよ」 拓磨「んじゃ、俺達行ってるから休んだら来いよ」 昌吾「分かった」 拓磨達は[イニF]のゲーム機の方に行った。  キィィーー 勝司「さすがっすね、拓磨さん。コーナーで抜くなんて」 拓磨「っタリメーだ!」 勝司「このコーナーを抜ければ・・・・よし!ゴール!!」 拓磨「っしゃぁ~」 勝司「この調子で次も・・・」 拓磨「次はちょっとキワドイ」 =拓磨くん= 拓磨「わっ、ビックリした」 昌吾「そろそろ帰らないと・・・」 拓磨「もうそんな時間か。別に俺は帰りたくもないが・・・まぁ、勝司が終わったら帰るか?」 勝司「ンじゃ、俺行きます。」       5へ続く


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