マンション管理士イダケンが管理をグッと良くする

2015/02/01(日)18:35

機能していない保証期間とアフター点検

維持・修繕(242)

新築マンションを購入したり、大規模修繕をしたりすると部位ごとに保証と、保証に基づくアフター点検を実施のサービスを受けられます。これは保証期間中に不具合が生じた場合は無償で補修をしましょうというサービスです。契約時は保証とアフターサービス内容を気にしますが、引き渡しが終わり、しばらく時が経過すると、このサービスの存在を忘れ、活用していないことが多く見られます。施工会社⇒保証に伴う手直しは顧客から新たにお金をもらえません。施工会社にとっては、指摘がないことに越した事はありません。自主点検では自分たちのミスを積極的に見つけることはないです。また、顧客から不具合を指摘されても、なるべく補修をしないよう、いろいろな言い訳を見つけはぐらかします。補修も原因を抜本的な解消しようとせず、見た目が改善するだけの誤魔化した補修を行い、数年後に同様の不具合が発生します管理会社⇒管理会社と締結している委託契約書には、管理員は状態的に巡回点検を実施、建物設備点検では年数回外観点検を実施、不具合を見つけた場合は速やかに報告、そして改善提案をすることになっています。分譲主系列の管理会社や、元請けで大規模修繕を行う管理会社は、親会社と自社を守るため、不具合に気がついたとしても保証期間がすぎるまで組合へは報告しません。それどころか、保証期間であるのにかかわらず、管理会社の設けとなるため有償で補修工事を提案することさえあります。理事会 ⇒一年任期総入れ替えで、メンバー構成によって毎年運営方針や運営能力に差が出ます。また、進んで役員になる人が少ないことから、管理会社お任せ方式を選ぶことをします。管理会社は前述の通り組合よりも親会社と自社利益を優先させるため、保証期間内で無償で対応してくれる補修が適切に行われません。【勉強会のお知らせ】2月25日水曜日夜七時から横浜にて大規模修繕の進め方について、勉強会を開催します。 管理会社に全幅の信頼を置くことには不安がある。また、理事会主体で進めるのには負担がかかり心配だという組合様にどのようにすれば大規模修繕が成功するかをレクチャーいたします 詳しくは下の画像をクリックしてください。   にほんブログ村

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