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2003.12.17
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先日、神戸ルミナリエを見てきたが、この季節、どこもかしこも、イルミネーションや電飾でギラギラである。地下鉄の駅に設置されているフリーペーパーも、ミレナリオをはじめ、様々な電飾を紹介している。そうかと思えば、近くの家も、イルミネーションをつけて、イエナリオ(関西では、ルミナイエ)状態。
このイルミネーションは、もともとは、クリスマス装飾である。クリスマスは、イエス・キリストの誕生日だと言われている。しかし、あるユダヤの僧侶のような存在であるラビのM・トゥケイヤーの本によると、クリスマスは、イエス・キリストが生まれる前より、存在した冬至のお祭りが原型だそうだ。
冬至は、日照時間が一年で一番短い日である。冬至を過ぎると、日一日と、日照時間が延びる。冬至は、太陽の照る時間がこれから長くなる事を祝う日なのだ。
それは、いままでの、様々な闇から解放されていく。そんな喜びの日なのである。
日本にも、古くから柚子の入ったお湯に浸かったりと、冬至を祭る信仰もある。太陽暦である現在の暦の1月1日も、基本的には、太陽が一番短い事を指している。クリスマスがもともと、冬至の信仰であるからこそ、日本人に受け入れられたのかも知れない。
この冬至のキーワードは「闇」や「夜」への感謝である。
クリスマスのイメージの映像などを見ると、クリスマスをロウソクだけで楽しむシーンだとか、窓から漏れる明かりが消えた後の静かな夜空に、サンタクロースが、トナカイの引っ張るそりに乗ってやってくる。
つまり、闇は、重要な意味合いがあるのである。
そして、闇に包まれてこそ、これから明るくなる事を祝うことができるのである。
確かに、闇夜だからこそ、イルミネーションが映え、それによって、闇を感じる事もできる。しかし、本来の冬至の意味を考えると、闇を明るく照らすことにより、次の新しい明かりを感じることが出来なくなっているように感じる。
今年の夏至である、6/22に、“2時間電気を消してスローな夜を”をテーマに「100万人のキャンドルナイト」が行われた。
この試みは、東京電力の原子力発電所の不祥事による、原発の停止や、産油国の近隣で起こっている戦争、そして、電気を生み出すために発生する環境汚染や地球の温暖化などが起こっている状況下で、環境NGOの呼びかけに、さまざまな分野のアーティスト、環境省や企業、自治体、全国の公共施設が呼応して行われた。全国で推定500万人が参加したといわれ、東京タワーや全国のランドマークの照明も消えた。夏の一大イベントとなった。
私も、個人的に、灯りを消して、香りのするロウソクを点けて過ごした。(ちなみに、パソコンは、データのバックアップ中だったので、そのまま続行してました)
その時から、夏至でなく、冬至にこそ、電気を消すイベントを行うべきだと思っていたら。冬至にも行うとの事である。
12/22は、イルミネーションや、灯りを消して、闇を感じ。
それから、イルミネーションや灯りを点けたとき、灯りのありがたさ、そして、大切さを感じて見ようと思う。
景気は、底を打ったという事が報道されているが、底を打ったという実感がない。底である事を隠したりして、人々が、底を打った感じがしないからこそ、さらに、底があるのではないかと不安になる。これが、今の不景気を長期化させる原因となっていると思う。
そのためには、一度、闇を、一番悪い状態を実感しない限り、安心して、前に進めないのである。
灯りを消すことは、不景気を象徴し。再び灯りを点けることで、これからの時代の明るさを予感する。そういう、景気のための儀式としても、100万人のキャンドルナイトは有効であると考えられる。
祭りとか、節句というものは、気を入れ替えるための儀式でもある。
こういう時代だからこそ、灯りを消す事で、闇を感じ、これから明るくなることを実感してみてはいかがでしょうか。

神戸ルミナリエも、観光目的があるから、フルの2時間は無理としても、8時からの5分間でいいから、灯りを消してみてはいかがでしょう。
震災の朝、停電で、暗闇に包まれ、しばらく電気が来なかったことをも、思い出すためにも。






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最終更新日  2004.08.15 21:43:55
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