2005/04/22(金)15:35
勝負下着と人間関係
いわゆる「勝負下着」というものがありますが。
「勝負下着」について、女性だけが気にしていて、男性は、案外、興味をそそられていないということが多いそうだ。
脱いでしまえば同じという話しもあるんですが、その話しは置いておいて。
男性が、レースやスケスケパンティに萌えるのかと思って、女性は下着のチョイスにウキウキしてみるそうだが。実際にウケが良いのは「白パンティ」。
レースやスケスケは、 逆に本命にはかれると「自分以外に?」と疑う男性が多いという。
私は、女性の勝負下着は「自己満足」でいいと思っています。
まず、自分が満足しなければ、勝負もできないですからね。
その上で、勝負してくる姿勢の方が、私は燃えます。
ここで、考えなくてはいけないのは。
「萌える」と「燃える」の違いで、その違いによって、「勝負下着」のあり方が変わってくると考えられます。
「萌える」というのは、「燃える」とは違って、男性が自分より下の立場に対して使うことが多く、支配的な感覚が満ちています。
だから、「萌える」のが好きな人は、純白であったりそういうのが、好まれる。
女性が男性に対して、「萌え」てもらう事を目的とするなら。それは、従う立場を表現するのがいい。それは、言い換えると、負けを表現することでもあるわけで。ある意味、勝負をしていないともいえる。だから、いわゆる、一般的イメージの「勝負下着」と印象が違ってくる。
まあ、「萌え」てほしい者同士では、その中で勝負になるので、それも「勝負下着」いえる。
このあたり、下着を通して、どういう関係性を持っているのかが、透けて見えてくるのが面白い。
それと、男性の「勝負下着」の件、ですが。
私には、婚姻関係のある相方がいる身ですが、勝負下着は存在します。
自分の身体に一番近い、衣料だからこそ、気持ちよかったり、身が引き締まるものを選びます。
仕事の欲と性欲が連動している面があるという説もありますが。そういう、勝負下着を着ると、気が引き締まって、仕事もはかどるという面も見逃せない効果だと思います。
あと、ゲンをかつぐという要素もあるかな。
さて、男性の中には、下着に拘りのない人もいます。
その、多くが、母親や、妻にパンツを買ってもらっています。
私に関しては、ここ、20年ぐらい、母親なり、相方が買った物を着用することはありません。
まあ、そのときに付き合いのある相方と一緒に選ぶということはあるんですが。基本的に自分で選びます。
調べていないので、私のような男性は、少数派なのか多数派なのかわかりませんが。自分で下着を買わない男性が、女性に比べ多いように感じます。
スーパーなんかの男性下着売り場では、そこに来ている女性が、男性の下着を選んでいる姿を見ていると。
その多くの女性は、値段勝負で、私からすれば、どうでもいい、質の悪いものを買って与えているという感覚が伝わって来ます。
品質の良くない物でも、黙って履く事で、自分の位置を知らしめるという構図もあるわけで、いわゆる「尻に引かれた状況」を想像させられる光景でもあります。
その一方で、セクシーな男性下着を選んでいる女性は、ほとんどいません。
日本では、セックスに関しては、どこか、タブー視するところがありますから。人目を気にしているのでしょうか。
それとも、相方の男性に、セクシーでいてほしくないのでしょうか。
#夫に対して、所有欲がないから、安物を、履かせているという意見もありました。
余談ですが・・・
よく考えてみると「勝負下着」=「セクシーランジェリー」とは限らないんですよね。さらに、エッチの時に着る「プレススーツ」といわれるカテゴリーの下着は、いわゆる「勝負下着」とは、違うものである場合が多いような気がします。
このあたり、「勝負下着」と、セックスという行為とは、実は、直結しない部分が多いような気もします。
んなことで・・・
このように、下着に関して、いろいろ見ていくと。
下着を通して、「自分の言うことを聞く人」が好きな人が多いことに気が付く。
そして、お互いに対等でない立場で繋がる事で関係性を築いている。
そういう関係で、果たして、相手を認めた関係性が築かれているかは、疑問である。
それは、「自分の言うことを聞く人」は、必ずしも、相手を認め、尊敬できる状態である必要はないからである。
相手を認め、尊敬出来る事から、信頼関係を築くことが出来るとするならば。
信頼関係の持てない、家族関係や、婚姻関係が、多いことを表しているのかもしれない。
いわゆる「勝負下着」は、自らの能力を引き出す事に有効であるならば。「勝負下着」によって、引き出された能力に対し、尊敬の念を持つことが出来る機会が出来るわけで。そこから、信頼関係が出来る可能性が高い。
どういう、関係性がベストかは解らないが。
忠誠を誓うことで、信頼関係を維持する下着と、能力を引き出し、お互いに尊敬する事で信頼関係を作る下着。
ものを選ぶ好みによって、様々な、人間関係が見えて面白い。
ミセスローズ。さんに感謝
★関係書籍★
スカートの下の劇場
出版社:河出書房新社
ISBN:4309472419
サイズ:文庫 / 215p
発行年月: 1992年 11月
本体価格:470円 (税込:494円)
スカートの中の秘密の生活
出版社:幻冬舎
ISBN:4344401166
サイズ:文庫 / 254p
発行年月: 2001年 06月
本体価格:533円 (税込:560円)
女は下着でつくられる
鴨居羊子コレクション
出版社:国書刊行会
ISBN:4336046085
サイズ:単行本 / 425p
発行年月: 2004年 01月
本体価格:2,400円 (税込:2,520円)
★「勝負下着」というワードで検索された、楽天ショップ★
意外と検索されないですねー。
「勝負下着」という表現は、あからさま過ぎて、ページに表記しにくいのでしょうか。
それと、900件以上商品が検索されたのですが、男性ものはほぼ無かったですね。