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Mar 16, 2006
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カテゴリ:出産、子育て


娼婦 The Procuress
フェルメール Vermeer (1632-75作 

1.霊長類の中で、人間のみが自分の子供を殺す。

他の猿は、生まれた子が自分の身体に一度しがみつきさえすれば
決して殺す事はない。
仮にその子供が事故で死んだとしても、ミイラになっても
手放そうとしない。手放すときは赤子の死体が毛皮になった時である。

最も古い性差別による赤子殺しの証拠は、
ロ-マ時代の南イスラエルの売春宿の下水溝から発見された、
赤子の骨である。
DNA鑑定の結果19人の内14人が男の子であり、
2日以内に殺されたものである。

下層階級では、娘が大切にされ、上流階級では財産を相続させるため
男子が好まれたのである。下層階級で娘が大事にされたのは
娘の美貌が、ランク上の階級と親類関係を作るかもしれないからである。

2.人間以外の類人猿の新生児は、必死に母親の毛皮にしがみつく。

しかし、人間の母親は、子供の立場から考えると、
当てにできる存在ではないのである。
このことから、胎児の時から母親の鑑定が、
行われるように進化してきたのである。

ボウルビ-という学者は、幼児はきわめて脆弱であると同時に
生存に不可欠な保護と栄養を確実に入手しようとする
早熟な「社会的行為者」と定義した。

赤子も、なかなかどうして「したたかなのである」。
人間の子殺しが、赤子を進化させたのである。
どのように? 次回。

つづく
http://ec.blogmura.com/in/011738.html
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Last updated  Mar 16, 2006 07:34:06 AM
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