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カテゴリ:出産、子育て
Adolphe William Bouguereau ( 1825-1905 ) 1.新生児は、生後3週間位になると、他人の顔のまねをする。 口をまるめたり、眉を上げたり、舌をだしたり・・・。 真似への強い欲求は、人が得意とするところである。 人の新生児は、さらに言葉が好きである。 他の霊長類は、言葉を学習出来ない。 天才的なチンパンジ-に対して何年にもわたって、付ききっきりで言葉を 教えても、たかだか250の単語しか使えないのである。 人間の場合は、語彙数がどんどん増えていく。 妊娠後期、出生前3ヶ月に胎児にある物語を聞かせた 出生後、この物語を、他の物語よりも新生児は好んだのである。 胎児の記憶の中に、物語のリズムがインプットされたのである。 胎児の時から、記憶力を有しているのである。 2.1999年、遺伝子修復を行って、 神経伝達物質の受け入れが多いマウスを作り出すことに成功した。 記憶力を上昇させたのである。 しかし、短期的な記憶にはすぐれていたが、長期間の記憶は 保持出来なかった。 記憶が増強されたマウスに欠点も生じてきた。 この変異マウスは、炎症に対して感受性が高くなってしまったのである。 痛みをいつまでも覚えているのである。 3.2001年イギリス遺伝学者チ-ムが音声、言語障害に決定的に関わる 最初の遺伝子を発見した。 この遺伝子FOXP2は、特定のイギリス人の家系の障害者の中から 発見された。 FOXP2の遺伝子が破壊されている者は、話された言語を理解するのに 問題があった。さらに口や顔の筋肉の連続した動きを制御するのが 困難である。 この遺伝子はマウスやチンパンジ-にも存在するが、 人間の場合は、アミノ酸の種類が異なっているのである。 5.人間が言語能力を進化させた理由として、男が女を口説くために 進化し、女は男を監視し、他の女から情報をあつめるために 進化した。とする竹内久美子氏の「浮気人類進化論」によると、 人間は浮気をすることによって、大脳を発達させたと推論する。 ともあれ、言語に関する遺伝子が20万年前に突然変異を起こした。 それが、性的淘汰・圧力によるものかどうかはわからないが、 偶然に生じた突然変異ではない。 何らかの理由があったはずである。 つづく。 アイデア生活館 http://koyo.tsubomi.net/idea http://koyo.tsubomi.net お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 18, 2006 06:12:35 AM
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