little island walking,

　酒です。近々やめることにしたバイト先の送別会でした。それも第１回目。第２弾は今度の木曜日。メンバーは今回が前に一緒にやっていたチーフと部活の先輩でもあった海なお方、そして現在も一緒に働く社員の女の子。海なお方は相変わらずの長身で、酒量もなかなかなもんです。
　そんなわけで銀座（住んで居るところの登録は生まれた場所です。）の寿司屋に入り、しこたま呑みました。ビールに始まり焼酎ロックをいったいどのくらい空けたのでしょう？それにつれ話は盛り上がり、というか海なお方とチーフの会話が凄まじく、こちらはそれを聞く状態。海なお方の相変わらずな熱さに正直憧れるわけですよ、こっちは。バイトじゃ、そんなんおくびにも出しませんけど。あの人いなかったら東京でヒッキーになっていたもんなぁ。
　時間的に終電はなく、チーフのおごりで店を出たあと、海なお方の住む通称「トキワ荘」に社員の女の子ともども泊まらせてもらうことに。タクシーも海なお方持ち。僕は一銭も払わないという、少し心痛くも嬉しくもある感じでした。先輩はいつまでたっても先輩なんだよな、、、。
　で、「トキワ荘」は海のお方とその仲間の住む一軒家。少々古ぼけた感じが、とても好きです。畳が凹むところなんか、昔の俺んちですよ。
　ところで昔の俺んち、あれはそうとうなもんでした。
まず、「となりのトトロ」のさつき達の家を想像して下さい。あれを純和風にしてください。ガラス戸をすべて障子に張り替えてください。土間を作ってください。二階を消して下さい。雨漏りさせてください。蛇が出没します。ゴエモン風呂に入ってます。馬小屋がありまして、縁側がありまして、その家の前にはやたら広くて何もない庭があって、通りよりすこし窪地になっていて、そのまわりを竹や杉林に囲まれていると思えばかつての我家です。そんな家に住んでましたから、これまで行ったことのある学生同居型一軒家シリーズはどんなに古い作りでも素敵なうえに快適でしたよ。
　閑話休題、海なお方について家に上がり、社員の女の子と会話してるうちに眠りました。テーマは様々でしたが、ここでも「自分、正直じゃないなあ」と反省。
　翌朝起きて、彼女は一度家に戻り、出勤（悲惨）僕は東銀座で降りて、目の前にあった、お気に入りのソフトクリーム屋で一息。そこのソフトクリームがしつこくない甘さで最高です。
　店を出てから裏通りを歩くと、ホテルの横を通過。ここでカメラマンとして働いている先輩がいて、「もう仕事してんよなあ」としみじみ思いつつ角を曲がると、その先輩に遭遇！なんか「やられたっ」って感じでした。先輩は相変わらず化粧気がなく、（ナチュラルメイクなのかな）しかし相変わらず美人。酒くさい自分が情けない。（あ、云うことあったんだ忘れてた）
　で、一路家のある駅へ。
そこで気がついた。自転車を別の駅に置きっぱなし。取りにいくため、そこから再び歩き、自転車を取り出すと、そこに今度は後輩でバイト仲間のやつに出くわして、そのまま学校に連行されてしまいました。
おいおい、卒業してから何度学校行ってるんだよ、、、。
　そんなこんなで貴重な二日間が過ぎ去ってしまったのでした。