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井戸端@30

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itura

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2004.03.26
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カテゴリ:カテゴリ未分類
私の行きつけの病院は75歳前後のおじいさん院長先生と
その娘さん先生、そして看護婦さん6~8名で
皆とても親切!

中でも私のお気に入りのコンビは院長と婦長さん

体の不調が続いていたので早速その病院に行き
診察を受けることに。

診察室に呼ばれ中に入ると、院長先生が本を読んでいた
私の存在に気がついていないのか必死でマーカーを使い
重要箇所にハイライトをつけている。
そこへ相方の婦長さん登場。
大きな声で
“先生!藤堂さんが来たよ!先生”

まるで老人ホームにお見舞いに来た親戚を待っている
患者のように一心不乱に医学書を読んでいたお爺ちゃん先生
私の存在に気がつくと
“今日はどうしたの?”

と先生の顔になり診察をはじめる。
“気分が悪かったり、めまいがあったり、とにかく調子が悪くて不安になって・・・”

と内容を知らせると
“ふーん”
沈黙が続き、特に聴診器をあてるわけでもなく私の顔を
じっと見ている。
“赤ちゃんかね?”
と言い出し、どこからともなくエコーを取り出し
子宮を見始めた。
“ワシャ産婦人科でないんで分からんかー!”

と高笑いして婦長に注意を受け臓器を見始める
そして
“えー!?なんで!?どうして!?”

と連発。私は不安も頂点に達して何がいけないのかと問いただしても驚きの顔で私の臓器を目をかっぴらいて見続けている。婦長がすかさず院長に事情を聞くと私の肝臓についた静脈の根元が人より5倍ほどの大きさになっているそうで・・

結局採血→検査→結果

と言うことで改めて3日後に出直した。
私の一家は癌家系。もの凄く恐ろしい気持ちいっぱいで
3日間をすごし、待ちに待ったその日行くのが怖くなり
電話で様子を確かめることに。
すると事務員さん
“やはりもう一度診察を受けていただいてからでないと何も申し上げられません”

と電話での説明をかたくなに拒否。
娘をお昼を食べていた私は一気に食欲がなくなり、ご飯を無理にクチに押し込むとお茶で流して大きなため息と共に
娘に
“ママが病気で病院にお泊りしたらみ○チャン大丈夫?”

と聞いて2人で泣いた。

娘を少し遅れて幼稚園に連れて行き、私は重い足取りで病院に向かった。お爺ちゃん先生は診察室で難しい顔をして
“うーん”と言うと
何がいけないのか分からないけど血液の数値から見て健康そのものですよと私に教えてくれた。
その時の私の顔は本当に鳩が豆鉄砲をくらったような顔だったにちがいない!!

お爺ちゃん先生と婦長さんはニコニコして良かったねーと連発していた。





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Last updated  2004.03.26 12:02:57
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