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Dog photography and Essay

九寨溝旅情４

「四川九寨溝旅情４６」

入場ゲートを通り抜け九寨溝内の環境対策バスに乗ること、
10分もしない間に、第一番目のポイントへ着いた。

「四川九寨溝旅情４７」

九寨溝箭竹海の前に立ったが、既に風が出ていた。

「四川九寨溝旅情４８」

向こう岸に野生のパンダが水を飲みに来る事で有名。

「四川九寨溝旅情４９」

童話世界九寨溝の発見は今から30年ほど前とまだ最近の事。

秘境の地九寨溝は1992年に世界遺産へ登録される。

「四川九寨溝旅情５０」

四川の北西部に位置する九寨溝には５０キロほどの渓谷である。

九寨溝には湖沼や瀑布が多く点在しており景勝地である。

付近には九つのチベット族村落があったことから九寨溝と名付けられた。

「四川九寨溝旅情５１」

地元少数民族の人達の間では女神が天上の世界から、
落とした鏡が108つに砕けて出来たと伝えられる九寨溝の湖。

九寨溝は水の豊富で紅葉煌びやかな秋に訪れると更に感動。

「四川九寨溝旅情５２」

九寨溝の水は透き通っており、山脈からの石灰成分が沈殿し、
日中にはコバルトブルー、夕方にはオレンジなど独特の色を放つ。

また沼底に沈殿した土に植物が生え美しい景観を見せてくれる。

「四川九寨溝旅情５３」

簡単な九寨溝の説明図を手に一人でのんびり見て回っている。

広大な九寨溝などでは、やはりツアーの方が良かったのかも？

パンダの好きな竹が植わっている箭竹海から熊猫海までは、
他のツアーとツアーの間に挟まって歩いた。

撮影に追われ気が付くと、毎回前後のツアー客が違っていた。

「四川九寨溝旅情５４」

湖底が見えるほどの透明な湖は、青緑色が更に美しさを際立たす。

湖底に沈んだ倒木は石灰の細かい粒子に覆われており、
その倒木が珊瑚礁のようにも見えて来るから不思議。

「四川九寨溝旅情５５」

標高3000mを超える所に生息する九寨溝の原始森林。

森林を歩いていても新鮮な空気に思わず深呼吸。

500年以上も経ったような木が倒れ苔や植物が育っている。

森林を一人で歩いていると日中でも不安になる。
そんな時、森林道から時折見られる青緑の沼に心が落ち着く。

「四川九寨溝旅情５６」

瀑布と書いて日本語で「ばくふ」と読む。

では瀑布を中国語では「pu4bu4プブ」と発音する。

この辺りまで来ると人だかりがしていた。
この道を歩いて行くと幅310mの珍珠灘滝に出会えた。

その珍珠灘瀑布は、諾日朗瀑布より幅が10m狭いだけだが、
下の2枚の画像からはその壮大さは感じられないかも知れない。

次に公開する瀑布から感じられるのかも、お楽しみに。

「四川九寨溝旅情５７」

珍珠灘瀑布まで何とか来れた。

落ちる水の飛沫が真珠のように見えることから珍珠という。

緩やかな珍珠灘が、幅310ｍ、最大落差21ｍの珍珠灘瀑布になる。

実際に水が少なく、雄大な滝の感じは水の豊富な季節が良い。

「四川九寨溝旅情５８」

珍珠灘瀑布は日則溝と則査窪溝のY字の合流点近くの日則溝にある。

私が山から下りて来る途中には人影は疎らであったが、
この珍珠灘瀑布合流地点には多くの人達が集まっていた。

旅行客達に聞いてみると待ち合わせには絶好の場所なので、
もし逸れた人達の事も考え、いつ頃この合流地点で落ち合うと話していた。

九寨溝には諸日朗瀑布など多くの滝が点在している。
その中でも珍珠灘瀑布が美しい滝とされ標高2450mにある。

「四川九寨溝旅情５９」

九寨溝の鏡海も湖面に映る景色が綺麗との事で、
今回楽しみにしていた一つのポイントであった。
しかし、風が吹いて湖面には波が打ち期待はずれだった。

レストランにも入って食事をしたが、思ったより整理整頓されていた。

レストラン内は全てセルフになっており、言ってみれば
体の良いバイキングといったところだろうか。

一番期待していた五彩池であったが、水が少なく期待はずれ。
それに風も強く、少ない水面も波打ち残念だった。

「四川九寨溝旅情６０」

五彩池から下へ下へと下りて来たところで、
長海を見ていなかった事に気付き慌てて高度差1000mを、
環境対策バスに乗り駆け上がった。

一人で行く旅はこのような事は日常茶飯事である。
学生時代のように2ヶ月前より資料を練っている時間など無く、
俄仕立てでいつも行き当たりばったりであった。

しかし、無理をして再度長海に来てみたものの、
素晴らしい眺めと言う思いは湧かなかった。

観光客の殆どは長海でバスを降り徒歩で、
滝まで下って行くが、私は一気に滝付近まで降りた。

私は逆方向へ向かって行った為、
降りるバスには殆ど観光客は乗っては居なかった。

「四川九寨溝旅情６１」

九寨溝長海からバスに乗り麓へ下りて行ったところ、
非常に賑やかそうな民族風情たっぷりの景色にバスを降りた。

九寨溝は九つの少数民族の村から出来いるが、
その中のチベット族系の少数民族の土産物売り場だった。

団体ツアーならこのような自由気ままな行動は、
出来ないものの一人旅のまた面白い一面である。

土産物と言っても地元の人の手作り品が多かった。

5・6枚の写真を撮影した後、草原を歩いた。
そして草原に咲くタンポポの花を寝転んで撮影した。

「四川九寨溝旅情６２」

チベット族の土産物売り場だが、
ここより700mほど下ると民族文化村に着く。

瑞々しい青葉が目に痛いほどだった。

ヤクの肉は少し癖があるが美味かった。
また頭蓋骨は魔除けの飾りなど骨まで利用されている。

チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマの写真が飾ってある。

チベットはまだ旅行していないが、
上海博物館でのチベット展では金銀財宝が沢山見られた。

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