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Dog photography and Essay

Dog photography and Essay

上海影視楽園2


「上海影視楽園2」

「中国上海写真ライフ」では、
上海影視楽園の写真を公開しています。

「カンフー道場のセット」

「中国上海写真ライフ」では、
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1930年代の上海南京路を中心に当時のデパートを再現し、
路面電車も運行させ、そこに立つと古の上海がよみがえる。

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カンフー道場と書かれた門の両脇には獅子の像が、
置かれていたが心なしが凛々しいオス獅子増である。

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その1930年頃の上海の街並みをゆったり歩いていると、
カンフー映画の道場のセットに出くわし中に入ってみた。

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中に入ってみると大道具や小道具が所狭しと置かれていた。
この中は武術道場とでも言うのか、ここでも多くの作品が、
撮影されており、門の横に撮影中は関係者以外入場禁止の、
たて看板があったが、門を潜り中に入ると、結構広く感じた。

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カンフー道場の稽古シーンの撮影に使われるのか、
いくつもの桶が吊られておりその傍には井戸があった。
またカンフー映画に出てくる修行の場の小道具が設置し、
舞台の中央の壁には武道の武の字が大きく描かれていた。

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写真はカンフー練習用のマシーンの木人である。

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「映画に使われた小道具」

「中国上海写真ライフ」では、
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上海は中国の映画発祥地とされ、中華民国時代に通算で、
180を数える映画制作企業があったと言うことである。
1930年代の上海南京路周辺にはフランスや日本など各国の、
租界地が開設された経緯から上海に映画制作所が設けらた。

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武術道場の中に入って右側に大きな水かめが、
幾つも置いてあり、その上には汲み桶とでも言うのか、
沢山吊るしてあったが一体何の撮影に使った道具なのか。

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カンフー映画の小道具の代表である「木人」だが、
練習のため木人の腕部分に巻かれた縄がほどけていた。
私も若い頃に帰ったように、木人で始めゆっくり、
段々腕の動きを早くしていったが翌日、腕が少し紫色になり、
カメラを持ち上げる時に痛みが走るほどだった。

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桶に水を汲み、その水の入った桶でカンフーの練習。
この井戸は映画にも使われた事があるのだろうか。
汲み桶をアップにして撮影するとまた面白い写真に、
しかし、興味のない人には余り面白くないかも知れない。

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道場の奥右側に井戸が掘ってあり中を覗いたところ、
テトラポットのようなものが投げ込まれていた。
あまり綺麗な井戸水だが井戸の風景などを撮影した。
道場の舞台の前に映画のセットで使用された小道具。

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松明や燃料を入れ火を点け気勢を上げるカットだろうか。
舞台の下には、どの映画のセットに使われたのか、
丸太を組んだ台の上に鍋状のものが置かれていた
更に一段下には、大きな水かめが置かれていたが、
各所に俳優が付き何か演技をしたのかとも思った。


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「功夫とはカンフーの意味」

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カンフー武術道場の物置小屋へ入ってみたが、
相当前の撮影に使った道具も乱雑に置いてあった。

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入り口の取っ手に古き昔を感じ撮影してみた。

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撮影に使われたのか、竹と縄で作られたミニチェアーである。
少し壊れかけだが、これも懐かしい思いを抱かせてくれた。

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黒っぽい太鼓に、なめし革を張り金色の鋲打ちがしてあった。

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バチで敲いてみたところ、盆踊りの時に敲いた低く響く、
音ではなく、太鼓が少し小振りなのか甲高い音がした。

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戦いのシーンで武将達が使う剣などが雑然と、
保管されているのを持ってみたが意外と重たかった。

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功夫とはカンフーとか中国拳法のことを指して功夫と呼ぶ。
また下工夫と功夫の発音は同じだが中国語で書けば、
学習や研究に身を入れる事や、努力する意味になる。


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「人力車が街の雰囲気つくる」

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断定は出来ないが浙江中路と南京東路の交差点の信号機。
南京路を横切る浙江中路で幾度かタクシーに乗った。

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奥のビルは永安百貨だろうか、現在も同じ位置に建つ。
私も数え切れないほど、この百貨店に買い物に行った。

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人力車は1870年代半ばより中国を中心にブームに。
日本で人力車からイメージする映画といえば、
「無法松の一生」ではないだろうか。
しかし、この人力車は京都など祇園をも連想させる。

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1930年代の南京路の風情を現す人力車。
1930年代の上海を舞台にした連続テレビドラマの、
「情深深雨蒙蒙」でも人力車の思い出が残る。

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「不要な小道具の処理」

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浙江省横店影視城では大掛かりなセットが造られ、
香港映画史上に残る映画を作製してきた。
映画「西遊記」なども横店影視城で撮影されたが、
映画に使われた小道具の処理に困っているようである。

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製作者側は不要な小道具の処理をどうするべきか、
真剣に会議を開き、その処理方法を決定しても、
その決定事項を受け継ぐ下請け業者の意識が薄い。

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そのため、上海影視楽園でも多くのセットに使われた、
小道具が乱雑に捨てられて、時と共に忘れ去られてしまう。
今では、誰もが関心を持たないようにまでになっている。
写真は1930年代の裁判所のセットである。

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上海影視楽園でも他の映画村でも消火栓が設置され、
撮影中の故意の火災や残り火による出火に対処している。
中国は木造住宅は稀で、殆どレンガ造りの住宅で、
日本に比べ火災出火率は低いが消火栓の設置義務は、
かなり厳しくルール決めされている。

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写真は仙華堂と薬局のような名前であるが醤油卸しの店。
中国の醤油も品数が沢山あり、日本のような味の醤油を、
探すのに苦労している。上海でも同じであるが醤油に、
黒酢が入っているもの、餃子の醤油のようなものが、
多く出回っており、買って来ては公開している。

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「一番長く時間を費やした場所」

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1999年に一般に公開された上海影視楽園は上海松江区に、
位置し映画やドラマの実物大風景セットを備えた大型の、
屋外スタジオで1930年代のオールド上海の街並みを中心に、
いろいろな場面用の建物が用意されている。

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上海影視楽園では実際に映画やドラマの撮影に使われ、
映画作成側は使用量と屋内外セットを負担し撮影後、
セットは全て元通りにして返却し次の映画製作者が、
困らないようにとの最低限のルールを守る。

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写真の場所は上海影視楽園に3回訪れた中でも、
一番長く時間を費やし撮影しまた回想に耽った場所である。
1930年代の南京路から路地に入った所で趙薇や古巨基の、
テレビドラマの「情深深雨蒙蒙」の趙薇の家の前である。

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北京映画撮影所製作が撮影し中央テレビから全国に放送。
この場所で趙薇や古巨基が出会い抱き合ったその時に、
雨が降り出す48回全てのオープニング場面が印象に残り、
その場所を探すのが、第一回目に訪れた目的だった。
見つけた後は、カメラがどの位置に置かれたか研究した。

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1930年代の上海の建築で今では解体され少なくなった、
上海新天地で石庫門を利用し博物館になっており、
中に入れば1930年代の世界にタイムスリップできる。
しかし、上海では石庫門も解体され少なくなってしまった。


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