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Dog Photography and Essay

上海影視楽園3


「上海灘でのラストシーン」

「中国上海写真ライフ」では、
上海影視楽園の写真を公開しています。

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現在の上海の歴史は、1842年にアヘン戦争に負け、
上海を始め5港を開港したことから始まる。
5港とは上海・広州・寧波・厦門・福州の事である。

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アヘン戦争後の南京条約締結後、上海に租界地区を形成。
一番先にイギリスが上海に租界治外法権地区を形成させ、
3年後にアメリカが租界、その1年後にフランスが形成した。

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租界のため上海では西洋の建築物が数多く残されており、
上海外灘や上海南京東路周辺のフランス租界地の建築物が、
残っており、キリスト教会も同じ時代に次々と建てられた。

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香港映画「上海灘」の許文強とボス馮敬堯の娘の馮程程。
そして馮程程の夫の丁力。上海灘でのラストシーンで、
許文強が放ったピストルの弾が馮敬堯目掛け飛んだ時、
許文強の弟分の丁力が放った弾が許文強目掛け飛び、
馮敬堯と許文強に当たり、馮程程の涙で映画は終わった。
そのラストシーンが写真の教会で撮影された。


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「蘇州川の上に架かる外白渡橋」

「中国上海写真ライフ」では、
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上海の紹介写真のトップに挙げられる場所は、
外灘から浦東を望んだ写真ではないだろうか。
写真は上海世博会を前に点検修理する前の、
外白渡橋を撮影した写真である。

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外白渡橋は、1907年に建設され蘇州河と黄浦江の、
合流地点に掛けられた鉄鋼橋で、長さは104mある。
102年の歴史を持つ橋であり、様々な歴史を刻んできた。

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中国のテレビドラマ「清深深雨濛濛」で「趙薇」が橋から、
飛び降りたモデルになったのが、この「外白渡橋」である。
その撮影は、外白渡橋をモデルに造られた写真の橋で、
行われたが、ドラマで見た橋より低く感じられた。

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実際の外白渡橋を渡り終えると、その向こう側には、
旧日本租界の「虹口」があるが、第二次大戦以前には、
多くの日本人が住んでいた。今もその面影はある。

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日清戦争の時代から第二次大戦前までの上海は欧米や、
日本の租界となり「魔都」といわれるほど魅力があった。
そんな「魔都」の時代は、中国の屈辱の歴史の上に成り立ち、
我々はもとより、日本政府首脳も忘れてはならない事である。

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「赤い毛糸で編んだ子供の靴」

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上海影視楽園内の川に架けられた外白渡橋を渡って、
対岸へ着くと目の前に、小物が売られていた。
駄菓子屋さんの表出店に吊るしてあるおもちゃ類は、
コマなのか何なのか分からなかった。

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私の小さかった頃は、三角形や菱形また丸形の、
木で出来た「はめパズル」や「だるま落とし」
また「積み木遊び」をした記憶が蘇って来た。

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横笛も箱の中に雑然と入れてあり、その横には、
縦笛なども売られており、また色鮮やかな、
古式工芸傘と書かれた箱の中に、売り出し商品の為、
買わない人は触って弄ばないようにと書かれている。
開いてみると新しいニスのような香りが漂ってきた。

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荒削りな木工椅子の上に、サッカーボールを持って、
ブルーと赤の車に座っている小さな熊さん。
手作りの良さが伺えるが、色の塗り方も、
色むらがあり、それが返って素朴さを増した。

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針金の枠で作られた小さな靴の周りを赤い毛糸で、
上手に包んでおり、可愛い置物が出来ていた。
とても可愛らしい真っ赤な毛糸で編んである子供の靴の、
小物が並んでおり娘の小さい頃の事が蘇る。


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「安定した平凡な生活」

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5月の清々しい緑の中、一人でのんびりと古えの、
セット上の上海南京路から上海下町の街並みを歩いた。
1930年代上海の屋根の造形美は、はじめてみた時の、
感動は今でも心に残っている。

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壁には撮影に使ったのだろうか色々な張り紙が、
所狭しと貼ってあったが、剥がさずに撤収したのか。
和親康楽安平--家族が睦ましく親しく健康で楽しく、
安定して平凡な生活と家族のあり方を描いている。

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本号直接西洋進口--この商店の商品は直接西洋から、
仕入れたものですなどや、獨家経銷--ここだけに、
売ってますよなど、この時代のスローガンや、
コマーシャルが書かれてあったが時代を表している。

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當と入り口に書かれていた建物を撮った。しかし、
「當」の意味が分からなかったので調べたところ、
「質屋」と言う意味であると言う事が分かりホッとする。

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その質屋さんの前に獅子像が置いてあったが、
ここでも雌は左に雄は右に置いてあった。
もう何度も説明しているが、手鞠を持った方が、
雄で、子供をあやしている方が雌である。


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「信仰の自由には制限がある」

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中国では宗教の自由は1954年の憲法で、
宗教信仰の自由を持つと規定されている。
だが、日本で言う所の信仰の自由は制限がある。

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私が中国に来た1994年当時私の通訳者はキリスト教の、
信者であり、日曜日ともなれば近くの教会へ出向き、
私の中国の宗教観が大きく変わり共産党員に、
中国の信教の自由について聞いた事がある。

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その時の通訳はキリスト教信者の通訳者だったので、
少し緊張したし、年配の彼も緊張していた。
返ってきた返事は、国家安定のため、中国の国情に、
調和しないものは、規制をかけられると言われた。

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キリスト教の中国での歴史は、1549年に2年半の期間、
フランシスコ・ザビエルは自ら中国宣教を試みたが、
果たせず病没し、アレッサンドロ・ヴァリニャーノが、
ザビエルの遺志を継いで中国宣教の実現を図った。

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ミケーレ・ルッジェーリは1579年にマカオに到着して、
中国語を学び3年後にはマテオ・リッチがこれに加わった。
実に430年~450年の歴史で1億人ほどの信者数になった。
だが法輪功はわずか10年ほどの期間で1億人に達したので、
中国中央が弾圧逮捕に乗り出したのかもしれない。

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「旧日本軍により撤去される」

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中国に天主堂が建てられ出したのは、17世紀または、
18世紀初頭以来の歴史があり、清末の時代に建てられ、
現在に至るものが古い教会で北京にある。

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中国で最も古い天主堂は1999年にポルトガルから、
中国へ返還されたマカオにあるの17世紀の大聖堂だろう。
2005年に世界遺産に登録されたが、私は1995年に行った。
上海にも天主堂はあるが、写真の天主堂とは概観が違う。

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現在の上海にある天主堂は中国で初めて西洋建築の手法を、
取り入れた教会としても有名で、1910年に建設された。
上海徐家匯にかつて多くの文化人が住んでいたのも頷ける。
写真の女神像は、第一次世界大戦戦勝記念女神像と呼ぶ。

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第一次大戦で戦死した欧米居留民を記念して1924年に、
建設した平和の女神像であるが「新・上海灘」の撮影にも、
平和の女神像がバックに使われている。

だが、1924年に建てられた場所に、この女神像はない。
現在では、上海影視楽園の天主堂から100mの位置に建つ。

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女神像の跡に、上海第一代目市長、陳毅像が立っている。
1948年は国民党との戦いで上海解放!南京が解放され、
中華民国から中華人民共和国にり、陳毅は蒋介石を見送った。

1924年当時、華僑の人達の寄付により女神像が建てられた。
だが、第二次大戦中、旧日本軍により撤去されてしまった。

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「望郷の念に駆られるかも」

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上海影視楽園の散策も最後のページとなってしまった。
写真の花の名前は、ハッキリとは分からないが、
シモツケではないか?などと思ったりしている。
友人の「さなちゃん」か「雪桃さん」なら知っているかも。

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これまで上海影視楽園の中の様子を写真を追って、
紹介して来たが、1930年代の魔都上海と呼ばれた時代を、
再現した街並み、少しは参考になったでしょうか?

またこの影視楽園ではチャウ・シンチー監督・主演の、
「功夫」日本名カンフーハッスルや木村拓哉主演の、
「華麗なる一族」でも古い街並み撮影の為遣われた。

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80年代に撮影された香港映画でも、この影視楽園で、
撮影した映画が多く発表されている。
初めての中国旅行で、この影視楽園へ足を伸ばすのは、
何とも時間が勿体無いとおもう。

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だが、留学生や出張ペース、また企業より派遣されて、
中国へ住んでいるような人なら上海付近を旅行した後に、
まだ自由になる時間が有れば、のんびり散策も面白い。
丸一日掛けて堪能して頂ければと思うが、
前もってDVDから情報を得てより、散策すると楽しい。

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まずは上海南京路を3,4回歩いてみて、影視楽園へ、
来てみると懐かしいようなタイムスリップしたような、
そんなノスタルジーに浸れるのではないかと思う。

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