2934022 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Dog Photography and Essay

無錫旅情6


 
「無錫旅情57」

「中国写真ライフ」では、
江蘇省「無錫」の写真を公開しています。

wuxi186.jpg

私は太湖の元頭渚の波止場から船で
35分ほど来た所の仙島へ来ている。

仙島波止場へ着き徒歩で20分ほどで
大覚湾の仏像群が設置してある所で
撮影を続けていた。

wuxi193.jpg

小高い山へ向かう所には小さい洞窟があり
その洞窟の暗がりの中へと入って撮影した。

歩く度に私の靴音が岩盤に反響するのか
誰かが後から迫って来る錯覚まで起こした。

仏像と岩肌に目を凝らし比較してみたところ
以前来た時より4年ほどの歳月で繋ぎ目が
如実に現れているのが分かった。

wuxi192.jpg

 
「無錫旅情58」

「中国写真ライフ」では、
江蘇省「無錫」の写真を公開しています。

wuxi188.jpg

太湖の元頭渚から船で仙島まで来る間
太湖の湖面を眺めていたが単調な景色に
太湖の広さを感じていたが、話す相手もおらず
ただ無言で仙島へ船が着くのを待つだけだった。

wuxi194.jpg

写真は道教や仏教に関係する石窟であるが
それぞれの石窟の石像がリアルに作られており
暫くの間、仙人洞の菩薩や観音石像を眺めていた。

中国各地の有名な石仏のコピーが観光客のため
設置されていた。明日の更新写真は、左手の
山に建てられた道教の寺の画像をアップしたい。
 
wuxi195.jpg

 
「無錫旅情59」

「中国写真ライフ」では、
江蘇省「無錫」の写真を公開しています。

wuxi196.jpg

仙人洞から石段を上がって行く脇にも
道教にまつわる石像のコピーが置かれ
仙島が仏教由来の島ではないと分かる。

仙島は道教主体の島として、島の至る所に
道教の神仙信仰と関わりあることが分かる。

wuxi197.jpg

道教は中華民族の形成や国情または民情など
色々な秘密が隠されており、また道教には
およそ何百種という神がいる事でも知られる。

三国志の関羽も神に祀り上げられている。
関羽とは劉備と張飛の三人が三顧の礼で
諸葛孔明に会いにいった行った一人である。

wuxi198.jpg

 
「無錫旅情60」

「中国写真ライフ」では、
江蘇省「無錫」の写真を公開しています。

wuxi199.jpg

道教は古代の自然崇拝や先霊魂崇拝のような
原始宗教のなごりがあり、天を敬い祖先を
崇めた礼教もあり国家により軟禁された
著名人も長きに渡り祭祀されて来ている。

中国は農業大国で神霊体系は天神崇拝が
根本になっており天災におびえ悪鬼が自分を
脅かしていると感じ多くの守護神を作り出した。

wuxi200.jpg

自分に災いが起こるかも知れない恐怖から
色々な神を作り、その神霊に祈った。

中国の皇帝も天神の守護が無くなる事を恐れて
昊天上帝を祭祀した。道教は中華民族の伝統的な
天神崇拝を道教の信仰の下に広めさせた。

wuxi201.jpg

 
「無錫旅情61」

「中国写真ライフ」では、
江蘇省「無錫」の写真を公開しています。

wuxi203.jpg

13億人以上の人口数の中国には55の
少数民族と漢民族の56民族である。

道教は13億人以上の92%が漢民族で
約12億の人が伝統的な宗教である道教を
信じて来たが、現在では形骸化しつつある。

だが、中国の人々は明日の幸せの為に
太い線香を買い祈りをささげている。

wuxi204.jpg

中国では儒教や仏教と道教の三教が互いに
補い合い共存しているのが道教の思想である。

実際の生活でもイスラム教のように豚肉を
不浄のものとして禁ずる律はなく、何でも
食べる事が許され、長寿の人も沢山いる。

道教の一部分かり易い教えは、人間には富貴と
貧賤の二道があり金持が頂点に達すると貧乏人に
変り、また貧乏が頂点に達すると金持に変る。

一般庶民はこの所を信じ祈っているのかも知れない。

wuxi206.jpg

 
「無錫旅情62」

「中国写真ライフ」では、
江蘇省「無錫」の写真を公開しています。

wuxi205.jpg

道教の教えの中で、身分や地位が頂点に達すると
身分が低い人に変り、身分の低い人が極点に達すると
高貴な人に変ると説いて信仰心を仰いだ。

道教の「道」とは宇宙と人生の根源的な不滅の
真理を指しており修行する人々が不老不死の
長寿霊薬の丸薬を錬り仙人に成る事が理想である。

wuxi208.jpg

神仙となって長きに渡り命を維持する事は「道」を
会得するチャンスが広がる事で奨励され信じた。

中国の裕福な家庭に行くと道教の大きな祭壇が
置かれ真理を追求するサークル活動もしており
多くは華僑や華人の間で根強く信仰されている。

写真は伝説上の動物で竜が生んだ九人の子の中の
七番目のヤーズで悪霊を避ける獣で中国の架空の
動物であるが、獅子像とはまた違う。

wuxi207.jpg

 
「無錫旅情63」

「中国写真ライフ」では、
江蘇省「無錫」の写真を公開しています。

wuxi202.jpg

玉皇上帝は道教で崇拜する最高の神である。
また中国民間で一番崇拜している神でもある。

中国では玉皇上帝の部下は仏教や道教といわれ
また其々伝説の中の神すべてを包含している。

玉皇上帝が祀ってある天開宮の中に入り
レンズを玉皇上帝を撮影しようとしたところ
シャッターを押す前に大きな声で制止された。

wuxi209.jpg

玉皇上帝殿の中には5人の道士がいたが
私に撮影はしてはいけないと中国共通語で
説得していたが、道士の中で一番年長の人と
直談判をし撮影許可が出るまでに15分程費やした。

天開宮の入口に2人の道士を立たせ撮影する間
観光客が入って来ないように配慮していた。

だが私が最後の観光客で他の人は最終の船に乗る為
急ぎ下りていたので誰も入っては来なかった。
その意味では貴重な写真になるのかも知れない。

wuxi210.jpg

 
「無錫旅情64」

「中国写真ライフ」では、
江蘇省「無錫」の写真を公開しています。

wuxi211.jpg

太湖仙島の大覚湾から仙人洞を抜け石段を
上がった所に建てられていた道教寺院で
思いがけず時間を使ってしまった。

ここは小さな仙島で波止場から40分ほど掛け
渡し船で元頭渚の波止場まで行く予定だった。

最終の船が出港するまでに20分程の時間しかなく
かなり慌ただしく仙人洞まで降りて行った。

wuxi212.jpg

仙佑と彫られた岩が目に入ると急いでいる事を
忘れてしまいシャッターを押していた。

「仙佑」という単語は中国語にも無く漢字から
推測すると、この仙人洞に安置された仙人の
加護や天の助けと言う意味と理解すればよい。

私は更に仙人洞の石仏に後ろ髪を引かれる思いで
急ぎ連写シャッターに切り替え撮影していた。

wuxi213.jpg

 江蘇省---無錫旅情65
「無錫旅情65」

「中国写真ライフ」では、
江蘇省「無錫」の写真を公開しています。

wuxi214.jpg

道教が日本渡来したのは仏教や儒教とほぼ
同じ頃とされており陰陽師が道術を取り入れ
日本独自の陰陽道が生まれた。

道教が日本人に受け入れられなかった原因は
道教の仙人思想が日本文化の天皇制の破壊に
繋がるとされ中国のようには広まらなかった。

それでも道教は日本文化の至る所へ影響を及ぼし
我々が日常生活で気付いていないだけである。

wuxi215.jpg

仏教寺院が多く立つ山岳地帯には道教の山岳信仰が
密接に関わり道教の陰陽道の要素も入っている。

我々日本人に身近なのは、風水であろう。
風水は道教の陰陽五行説の応用であり開運を願い
神社などでも本が売られ誰でも一度は見ている。

街頭で見掛ける易者の占術は道教が起源である。
昔の人は玄関やキッチンそれにトイレは綺麗にと
口やかましく言っていたが、これも神が存在し
綺麗にすれば幸運が舞い込む道教の思想である。

船の出港の時間が迫り写真を撮るのをあきらめ
小走りにアップダウンの石段を駆けた。

wuxi216.jpg

 
「無錫旅情66(完)」

「中国写真ライフ」では、
江蘇省「無錫」の写真を公開しています。

wuxi220.jpg

太湖の仙島波止場から無錫元頭島波止場へ向う
最終船が出港するまでにあと3分と迫っていた。

船のエンジンが駆けられ波止場に繋いだロープが
外されようとしていたので大きな声を出した。

こんな島に取り残されたらと心細く思いながら
駆けて来たが、船長の手招きの姿を見て安心した。

wuxi222.jpg

船に乗り込むと同時に船は大きなエンジン音と
共に動き出したので座席に座りホッとしていた。

隣に座っていた中国人が「危なかったですね」と
私に声を掛けて来た。「我々は20分ほど前に
船に乗り込み早く船を出そうとお願いした」という。

wuxi223.jpg

だが船長は「時間通りに出発するから」と待っていた。
結局、20分の間に来たのは3人だけで、慌てて来たのは
私一人だけだったと言うような話しをしていた。

リーダー格のような中国人は「日本の新幹線に
乗った事があるが時間通りに動いていて驚いた」とも
話していた。中国では遅れる事はあっても早く来る事は
まずないが、置いていかれる事は稀にある。

無錫駅から列車に乗り南京駅に着いたホームの画像。

wuxi224.jpg

「中国の旅」


「BACK」へ  「中国写真ライフ」へ  「NEXT」へ


Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.