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Dog Photography and Essay

源氏物語21帖から40帖


「夕霧と密かに恋仲になっていた」

「Dog photography and Essay」では、
愛犬ホープと歩いた道と「愛犬もも」との物語を公開してます。



(金曜いきなり書斎のエアコンが壊れてしまった)

少女(おとめ)は源氏33歳の夏から35歳冬の物語。第21帖。
巻名は光源氏と夕霧の歌の「をとめ」から付けている。

「をとめごも神さびぬらし天つ袖ふるき世の友よはひ経ぬれば」
「日かげにもしるかりけめやをとめごがあまの羽袖にかけし心は」



(販売店に行くと直ぐに工事は出来ないとの事)

源氏の息子夕霧が12歳で元服を迎えた時六位と優遇しなかった。
同じ年に源氏が養女にした秋好中宮が冷泉帝の中宮に立后する。

源氏は太政大臣になり右大将(頭中将)は内大臣になった。
皇后を正式に定める立后争いでは内大臣の頭中将は源氏に敗れる。



(他の部屋のエアコンから冷気を4台の扇風機で送る)

葵の上の兄の頭中将は大宮に預けている次女雲居の雁を東宮妃にと期待。
彼女は共に育った幼馴染の従兄弟・夕霧と密かに恋仲になっていた。

事実を知った内大臣は激怒し次女の雲居の雁を自らの邸に引き取ると宣言。
諦め切れない夕霧は密かに雲居の雁へ逢いに行き涙ながらに別れを惜しむ。



(夜10時過ぎに26度まで下がるが昼間は30度を推移)

雲居の雁の女官が「いくら内大臣の姫君でも相手が六位では」と嫌味を言う。
夕霧は元服時に誰もが四位になると思っていたが六位と優遇されなかった。

月日は流れ宮中では新嘗(にいなめ)祭を迎え傷心の夕霧も御所へ行く事に。
夕霧は進士の試験に合格し五位となり天皇に仕える役目の役人となる。



(自治会内の方が先ほど素早く取り付けて下さった)

源氏は六条に四町を占める広大な邸(六条院)を完成させる。
春の町に紫の上、夏の町に花散里、秋の町へ中宮、冬の町に明石の方を迎えた。


「玉鬘を娘として六条院に迎える」

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(足がジンジン熱く足バケツの水がぬるま湯に変わる)

玉鬘(たまかずら)は源氏35歳の3月から12月の物語。第22帖。
頭中将と夕顔の娘・玉鬘(たまかずら)の半生を中心に描かれた巻。

「恋ひわたる身はそれなれど玉かづらいかなる筋を尋ね来つらむ」に因む。
夕顔の遺児玉鬘は母の死後4歳で乳母一家に伴われて福岡筑紫へ下国する。



(足がジンジン熱いが触ってみても熱くなく冷たい)

乳母の夫が死去した後も上京できぬまま玉鬘は既に20歳になっていた。
夕顔の遺児玉鬘はその美貌ゆえ求婚者が多く乳母は玉鬘を自分の孫とした。

病気で結婚できないと断り続けてきたが肥後の豪族の求婚に困り果てる。
乳母の次男三男も豪族側の味方に着いて一家は二つに分裂してしまう。



(この足の熱さが上半身へ上がって来ればと思うと怖い)

乳母の長男の豊後介に図り母夕顔を探す当てもなく船で京に逃げ帰った。
神仏に願掛けし長谷寺の御利益を頼み参詣の旅に出る事となった。

夕顔の侍女だった右近に再会し源氏が心配していると知らされる。
右近の報告に源氏は玉鬘を娘として六条院に迎え花散里を後見にする。



(列車が通り過ぎて次の電車の来る方を待っている)

玉鬘とは毛髪の美称辞で自分の意に反して伸び続け文学では運命を象徴。
玉鬘も数奇な運命と自らの美しさが引き起こす騒動に翻弄され続けた女性だ。

紫式部が美人の条件の髪の長い玉鬘を登場させ後の物語の伏線としたのかも。
玉鬘は花散里の住む夏の町に住まわせ源氏は女性に贈る晴れ着選びをした。


「唯一の美点である立派な髪も白髪雑じり」

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(ももの電車が来るのを待つ目は輝いている)

初音(はつね)は源氏36歳の新春の話。第23帖。玉鬘十帖の第2帖。
巻名は明石の御方が明石の姫君に送った和歌から因んで付けられる。

「年月を松にひかれて経る人に今日鴬の初音聞かせよ」に因む。
江戸時代の教養人の子女は源氏物語の「初音」から学んでいった。



(エアコンが壊れて直ぐに自治会会長へ連絡)

六条院も年が改まり新年を迎え皆すがすがしく新春を過ごしている。
紫の上は正月初めに堅いものを食べ歯を丈夫にする歯固めの祝いをした。

明石の姫君の為に紫の上が手本を見せ源氏もきて仲睦まじく語りあう。
姫君へ明石の君から新春の祝いの手紙が届き源氏は姫君に返事を書かせた。



(ホームセンターでエアコンを買って来て下さる人)

源氏は花散里を訪ね姿は衰えたが気立ての良い源氏の心落ち着く存在だった。
玉鬘のもとを訪ねて筑紫で苦労したのだろう髪の量は多くないと思った。

山吹色の着物が艶やかで玉鬘(たまかずら)は今を盛りの美しさであった。
源氏は玉鬘に紫の上ともっと心打ち解け訪ねてほしいと頼み玉鬘も了承する。



(他の人が手早く取り替えて壊れたエアコン回収)

新年の宮中行事の後二条院に戻り東の院を訪ねたが末摘花が暮らしている。
末摘花の唯一の美点である立派な髪も白髪雑じりで見る影もないありさま。

末摘花の兄の禅師の君に衣類を上げてしまい寒さで小刻みに震え話している。
正直で実直な所が取り柄な末摘花の為に倉から絹織物を出させ着物を縫わせた。


「恋愛感情を抑えきる事ができない」

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胡蝶(こちょう)は源氏36歳の春から夏の話。第24帖。玉鬘十帖の第3帖。
巻名は紫の上と秋好中宮が贈答した和歌に因み「こてふ」とは胡蝶のこと。

「花ぞののこてふをさへや下草に秋まつむしはうとく見るらむ」
「こてふにもさそはれなまし心にありて八重山吹をへだてざれせば」



源氏は春の町で船楽(ふながく)を催し秋の町から秋好中宮招き行われた。
高瀬舟の上で夜も管弦や舞が行われ集まった公卿や親王らも加わった。

船楽中にも兵部卿宮(源氏の弟)は玉鬘を姫君にと熱心に求婚していた。
翌日には秋の町で秋好中宮による季御読経が催され公卿も参列した。



紫の上は美しく装った童たちに供養の花を贈り中宮に和歌を贈答した。
夏になり玉鬘の下へ兵部卿宮や髭黒右大将らから求婚の文が寄せられた。

源氏は文の品定めをしつつも玉鬘への思慕を押さえられなくなった。
玉鬘は養父の源氏が添い寝するという思わぬ行動に困惑するばかりだった。



源氏はこの美しい玉鬘を目の前にして恋愛感情を抑えきる事ができない。
玉鬘の住む棟へ足を運び胸に秘めた思いを玉鬘に打ち明けてしまう。

実の親子ならこんな仕打ちはしないだろうと気分が優れず玉鬘は涙を流す。
源氏は添い寝だけで秘密だと諭すが源氏が帰った朝22歳の玉鬘は嘆き悲しむ。


「他の男より気をそそる行動に出る」

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(深夜0時20分ももと散歩へ出たが蒸し暑い)

蛍(ほたる)は源氏36歳の5月の話。第25帖。玉鬘十帖の第4帖。
源氏から思いを明かされた玉鬘(たまかずら)は憂鬱な日が続いていた。

養父であり身元引受人に言い寄られる自らの辛い身の上を嘆く。
全ては母・夕顔が早くに死んだせいだと悲しく口惜しく感じた。



(生暖かい湿った台風の風が吹いてきていた)

源氏も素直に気持ちを伝えたが深入り禁物と自らを戒めていた。
だが暇があれば玉鬘のもとへ通い口説き文句で玉鬘を困らせてしまう。

源氏は夏の町で騎射と宴(うたげ)を催しその夜は花散里の所へ泊まった。
季節は長雨に入っても源氏は玉鬘に相も変わらず言い寄り困らせていた。



(途中で急な雨に30分の雨宿りをしたが止む様子はない)

その頃夕顔の夫の玉鬘の実父内大臣は夢占で娘が養女にと告げられる。
源氏の下で養女となっているとは知らずにその行方を捜させていた。

源氏の弟の蛍兵部卿宮は相変わらず熱心に玉鬘に恋文を送ってきていた。
弟は返文を懐に入れ玉鬘の屋敷へ来て几帳を隔て玉鬘に向かって対座した。



(濡れたが小走りに帰宅すると大粒の雨が降って来た)

玉鬘の振舞いや芳香も加味され上品な女性と感じられた蛍兵部卿宮。
隠れていた源氏は袋に入れていたホタルを解き放ち暗闇に光を放った。

蛍兵部卿宮は蛍の光で玉鬘の美しい横顔を見て益々夢中になってしまう。
他の男より気をそそらせるような行動に出る源氏に対し玉鬘は困惑する。


「源氏が探し出した姫君は評判の姫だ」

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(2本のジーパンを慌てて洗濯機へ放り込んだ)

常夏(とこなつ)は源氏36歳の夏の話。第26帖。玉鬘十帖の第5帖。
巻名は光源氏と玉鬘が常夏の花(撫子)を詠んだ和歌に因む。
「なでしこのとこなつかしき色を見ばもとの垣根を人や尋ねむ」



(涼しいので30分ほど散歩へ出たが短くももはは不満げ)

源氏が六条院の釣殿で涼んでいた時夕霧を訪ねてきた時の事。
内大臣家の子息たちに新しく迎えられた近江の君のことを尋ねる。

内大臣が娘の玉鬘を探していた所見つかったという近江の君の噂である。
芳しからぬ噂は夕霧と雲居の雁の仲を許さない源氏も聞き及んでいた。



(洗濯機から出すとポケットのティッシュで目を覆う)

源氏との不仲を聞いていつ実父に会えるのか思い悩む板ばさみの玉鬘。
源氏の皮肉を聞いた不仲の内大臣も激怒し雲居の雁のところへ出向いた。

夏の暑い盛りに単衣をだらしなく羽織ってうたた寝していた姿に説教する。
長女弘徽殿女御の元に行儀見習いへ出すことを決め女御へ和歌を贈らせた。



(ガムテープで付着したティッシュを取るのに時間が掛かる)

内大臣に名乗り出た近江の君の評判が悪すぎ内大臣は苦言を呈している。
源氏が探し出した姫君はこれ以上ないとの評判の姫だと玉鬘の事を言う。

源氏が探し出した姫君こそ内大臣の実娘という事が分かってないようである。
源氏の養女と内大臣に名乗り出た近江の君と違い過ぎると不満な内大臣だ。


「源氏は玉鬘に恋人のような仕草をする」

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篝火(かがりび)は源氏36歳の話。第27帖。玉鬘十帖の第6帖。
巻名は光源氏と玉鬘が交わした贈答歌の「篝火」に因む。

「篝火にたちそふ恋の煙こそ世には絶えせぬほのほなりけれ」
「行く方なき空に消ちてよ篝火のたよりにたぐふ煙とならば」



内大臣が引き取った近江の君と源氏の養女と違い過ぎ不満を漏らす。
実の子だと判り後先考えず招き寄せたが意に染まぬと不機嫌な内大臣。

噂は玉鬘も聞き及んで源氏に引き取られたのは幸運だったと感じる。
内大臣だったら自分も同じような目に遭っていたかも知れないと思った。



源氏の奇妙な恋心は困りものだが無体な振る舞いに出るわけではない。
初秋になっても源氏は玉鬘のもとを訪ねては恋人のような仕草をする。

玉鬘と源氏は親子のような恋人のような不思議な関係を続けていた。
琴を枕にして玉鬘に寄り添っていた源氏は篝火を見て和歌を贈る。



源氏:「篝火にたちそふ恋の煙こそ世には絶えせぬほのほなりけれ」
篝火と同じみたいな俺の恋の炎は永遠に消えない心の炎なんだよ

ストレートな恋心の和歌に戸惑いながらも玉鬘は源氏へ返歌を送る。

玉鬘:「行方なき空に消ちてよ篝火のたよりにたぐふ煙とならば」
それなら空に消して下さいな篝火の煙と同じものなんでしょう。と


「妖艶な姿が夕霧の脳裏に焼きついていた」

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野分(のわき)は源氏36歳の秋の話。第28帖。玉鬘十帖の第7帖。
六条院では秋の草花が見事に咲いて庭いっぱいの見頃である。

秋好中宮も里帰りしており源氏は管弦の遊びなどを催したく思った。
が秋好中宮の亡き父の命日にあたる月なので宴を開くのは控えていた。



台風の古い呼び名である激しい野分(台風)が都を吹き荒れた。
野分が近づき折角咲いた花が散り枝が折れるのではと心配する。

野分の風が強く紫の上が心配そうに軒先まで出て庭の草木を眺めていた。
夕霧が見舞いがてら様子を見にやってきて紫の上の姿を垣間見て驚く。



元服の頃は感じなかったが15歳の夕霧は身も心も打ち砕かれてしまった。
美しい貴婦人ゆえに源氏が紫の上の傍に男を近寄らせないと思った。

祖母を見舞ってからも紫の上の妖艶な姿が夕霧の脳裏に焼きつき離れない。
野分の去った翌日源氏は夕霧を連れて野分の被害など見舞いに回った。



玉鬘を訪れた折夕霧は玉鬘の美しさに見とれたが源氏の玉鬘を見る姿に驚く。
源氏は玉鬘と仲睦まじく語らい二人の仲の良い風情に疑問を持ち始める。

源氏が最後に花散里を見舞って夕霧はようやく解放され疲れが出たようだ。
夕霧は雲居の雁へ見舞いの和歌を書きつけて刈萱(かるかや)に紙を結んだ。


「源氏が玉鬘に手を出したかと勘繰る」

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行幸(みゆき)は源氏36歳の冬。第29帖。玉鬘十帖の第8帖。
巻名は玉鬘と光源氏の歌の「みゆき」に因んでいる。

「うちぎらし朝ぐもりせしみゆきにはさやかに空の光やは見し」
「あかねさす光は空にくもらぬをなどてみゆきに目をきらしけむ」



12月、冷泉帝の大原野への行幸(帝の外出)が行われ玉鬘も参加した。
玉鬘はこの時源氏にそっくりな冷泉帝の端麗さに見とれてしまう。

源氏は玉鬘の裳着(宮中の正装)を急ぎ実父・内大臣に腰結いの役を頼む。
玉鬘が実娘とは知らない内大臣は母大宮の病を口実に遠慮してしまう。



源氏は内大臣に玉鬘の素性を明かすと今度は喜んで腰結いを引き受ける。
近江の君は玉鬘ばかりが誰からも大切にされるのをうらやんでいた。

冷泉帝が通るとその美貌に釘付けになる玉鬘だが実父の内大臣も通り過ぎた。
玉鬘に思いを寄せる髭黒の右大将の姿もあったが帝を拝した後で気が失せる。



源氏は玉鬘に帝を拝して心が動揺したかと手紙を送り見透かされたようだった。
源氏と内大臣と久々に対面し酒も入ったせいもあり昔話に花が咲いた。

今でこそ政敵であるが良き友であり好敵手であったのだと懐かしさに浸る二人。
源氏が玉鬘をただ引き取っただけで済むはずがなく娘に手を出したかと疑う。


「大宮の喪が明け玉鬘の宮仕えが決定」

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藤袴(ふじばかま)は源氏37歳の秋。第30帖。玉鬘十帖の第9帖。
「同じ野の露にやつるる藤袴あはれはかけよかことばかりも」に因む。
同じ野の露でしおれている藤袴に慈愛の情をかけてくださいと夕霧が詠む。



源氏の助言とはいえ冷泉帝への宮仕えをするべきかどうか迷う玉鬘。
女人が華を競う場であり秋好中宮や弘徽殿女御の恨みを買わないか不安。

源氏の庇護の元で暮らすのも悩ましいし内大臣は源氏に気遣っている。
内大臣は引き取ろうともしないので玉鬘の嘆息ばかり漏れる日が続いた。



大宮が亡くなったため喪中の装いで夕霧が玉鬘のもとへ訪ねてきた。
これまで姉弟として接しており間仕切りの几帳を隔てて会話をした。

夕霧は冷泉帝からの宮仕えに関する伝言を述べ藤袴の花を差し入れた。
和歌を詠んで口説く夕霧だったが煩わしく感じた玉鬘は引き籠った。



源氏のもとに戻った夕霧は玉鬘のことをどう考えてるか源氏に問い質す。
源氏は玉鬘に相応しい蛍兵部卿宮に嫁がせるか宮仕えであろうと答える。

玉鬘の実の姉弟の柏木は熱心に言い寄っていたが音沙汰ない日が続いた。
大宮の喪が明け玉鬘の宮仕えが決定し求婚者たちからは諦めきれず文が届く。


「玉鬘は男子を出産し正室として落ち着く」

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真木柱(まきばしら)は源氏37歳の冬。第31帖。玉鬘十帖の第10帖。
巻名は玉鬘の結婚とそれにまつわる騒動を描いて髭黒の娘が詠んだ和歌、
「今はとて宿かれぬとも馴れ来つる真木の柱はわれを忘るな」に因む。



出仕を控えていた玉鬘は太政大臣にまでなる髭黒と契りを交わしてしまう。
髭黒と結婚することになった玉鬘はしおれきり源氏と顔を合わせられない。

実父の内大臣は姉妹の弘徽殿女御と争うより縁談を歓迎し源氏に感謝した。
髭黒は玉鬘のために邸の改築に取り掛かり見捨てられた北の方は絶望する。



娘の真木柱から母と別れるのかと問われ困惑する髭黒は世間体の事も考える。
突然狂乱した北の方は香炉の灰を髭黒に浴びせ北の方に愛想を尽かしてしまう。

髭黒は玉鬘の下に入り浸り父の式部卿宮は北の方と子供たちを迎えにやる。
娘の真木柱だけは父の帰りを待つと言い張ったが別れの歌を邸の柱に残した。



柱に残した歌「今はとて宿離れぬとも馴れ来つる 真木の柱はわれを忘るな」
子供を不幸にしてしまったと髭黒も涙し自分の行った事の重大さに後悔する。

玉鬘は髭黒の許しを得て参内し冷泉帝は玉鬘の美しさに魅了されてしまう。
髭黒は玉鬘を自邸へ連れ帰りやがて玉鬘は男子を出産し正室として落ち着く。


「明石の姫君の裳着に出席できなかった」

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(ももは12.6キロあるが女の子大きな犬の前では小さく見える)

梅枝(うめがえ)は源氏39歳の春の話。第32帖。
巻名は内大臣の次男の宴の席で弁少将が歌った古代歌謡催馬楽に因む。

春宮の元服が近づき明石の君の娘の明石の姫君の裳着も近づいてきた。
裳着に続いて宮仕えのため源氏は念入りにお香を調合している。



紫の上も離れに幕を張り巡らせ密やかに秘伝のお香の調合をしていた。
源氏がどちらの香の匂いが良いか勝負しようと仲の良い二人であった。

裳着まで日が迫ったころ朝顔から手紙が届き香の調合が書かれていた。
朝顔の他にも多くの女人に香の調合を依頼していたので沢山届いた。



(ももは背伸びして体を大きく見せているようだ)

香の調合は「侍従(じじゅう)」「梅花(ばいか)」「黒方(くろぼう)」
「荷葉(かよう)」「菊花(きっか)」「落葉(らくよう)」

源氏の「侍従」、紫の上の「梅花」、朝顔の「黒方」、花散里の「荷葉」
明石の君の「菊花」、女三宮の「落葉」の六種の香の調合であり薫物。



どの薫物も皆それぞれに素晴らしく流石の蛍宮も優劣を定めかねるほどだ。
辺りが暗くなる頃になり管弦が催され美声の弁少将が「梅枝」を歌った。

その翌日には明石の姫君の裳着が盛大に行われ秋好中宮も腰結いをつとめた。
源氏は明石の方も出席させるべきであったと出席させられなかった事を悔やむ。


「源氏は姫君の入内の延期を決定」

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藤裏葉(ふじのうらば)は源氏物語源氏39歳の話。第33帖。
「春日さす藤の裏葉のうらとけて君し思はば我も頼まむ」

夕霧と雲居の雁を無理矢理裂いて二人の恋愛は世に知られる。
今更違う相手と結婚させるのは世間体も悪く夕霧も素振りもない。



内大臣は自分が折れるべきと考え母の大宮の法事の席で打診する。
藤の花の宴を開く内大臣の口上を息子の柏木が持ち夕霧を迎えに行く。

不安な夕霧に源氏は花の宴のために自らの上等な衣服を選び与える。
藤の花の宴で内大臣は娘の雲居の雁と夕霧の結婚を認めることとなる。



夫婦の誕生に源氏も嬉しく夕霧を褒め内大臣も喜び夕霧を大切に扱う。
源氏に結婚の報告をした夕霧は大宮が住んでいた三条の邸を改装する。

源氏の娘明石の姫君は宮中入りが決まるが源氏は姫君の入内を延期を決定。
他の貴族の姫君の入内は決まり後の左大臣の藤壺女御や女二宮の母も入内。



養母紫の上は姫に付き添えない事から生き別れた実母明石の君に配慮。
明石の君の喜びは大きく入れ違いになった二人の母は初めて対面する。

互いに相手の美点を見いだし認め合った二人は心を通わせるようになる。
秋になり源氏は准太上天皇の待遇を受け栄華の絶頂に立つ事となる。


「紫の上から出家したいと切り出される」

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若菜上(わかなじょう)は源氏39歳から41歳の話。第34帖。
若菜は源氏物語中最長の巻で源氏の絶頂期より衰運の始まりを描く。

巻名は源氏の40歳の祝いの席に養女の玉鬘が若菜を差し出した事に因る。
源氏の「小松原末のよはひに引かれてや野辺の若菜も年をつむべき」に因む。



源氏の兄朱雀院は六条院の行幸直後から病気を患い出家しようとする。
愛娘女三宮の婿選びを思い悩んだ末源氏に宮を託すことを決心し源氏も承諾。

正妻格の紫の上は動揺するが源氏は女三宮を正室として迎える準備をする。
源氏の四十の賀の折に女三宮が六条院に来るがあまりの幼さに源氏は失望する。



紫の上の幸せは奪われ悲しみを内に秘めて次第に出家を望むようになっていく。
朱雀院の出家で御所も人気がなくなり后妃たちも散り散りになった。

朧月夜も御所を出て実家へ帰った事を知り源氏は須磨・明石の蟄居を思い出す。
源氏は朧月夜へ執拗に逢瀬の文を送り仕方なく逢ってしまい嘆き悲しむ朧月夜。



明石の女御は体調が優れず六条院へ帰りたいと訴えても東宮は許さない。
薬師を呼び女御の病状を確かめると懐妊していて東宮もようやく宿下がりを許す。

翌年源氏の娘の明石の女御が東宮の男御子を出産し人生最大の栄華に喜ぶ。
紫の上から出家したいと切り出され紫の上が去った後の孤独を恐れる源氏だった。


「病状の悪化により柏木は死去する」

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柏木(かしわぎ)は源氏48歳1月から4月までの話。第35帖。
巻名は作中で柏木の未亡人落葉の宮が詠む和歌に因む。
「柏木に葉守の神はまさずとも人ならすべき宿の梢(こずえ)か」



病床に伏した柏木はこれまでと覚悟し女三宮に文を送る。
小侍従に催促され女三宮も仕方なく返事を書き柏木は涙を浮かべる。

女三宮は無事男児の薫を出産したが罪の意識により衰弱し出家を願った。
傍らにいた源氏も慌てて引き留めようとするが女三宮の決意は固い。



女三宮は朱雀院の手で髪を下ろし女三宮の出家を知った柏木は絶望する。
柏木は両親や兄弟たちに後の事を託し離れ離れの妻落葉の宮は涙に暮れる。

柏木の病状を哀み今上帝からは柏木を元気づける為に権大納言の位を贈る。
夕霧が心配して見舞いにやってくるが柏木は源氏の不興を買った事を告げる。



柏木は夕霧から取りなしてほしいと頼むが病状の悪化により柏木は死去する。
柏木の両親の嘆きは激しく更に伝え聞いた女三宮も哀れに思って泣いた。

三月に薫の五十日の祝いが催され薫を抱き上げた源氏は柏木の面影を見る。
夕霧は柏木の遺言を守り落葉宮の元へ訪問を重ね次第に心惹かれていった。


「夕霧は何かを感づいていると察知」

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横笛(よこぶえ)は源氏49歳の話。第36帖。
巻名は故人である柏木を偲び夕霧の歌の横笛から因む。

「横笛のしらべはことにかはらぬをむなしくなりし音こそつきせぬ」
横笛の調子は格別変わらないが柏木を偲ぶ者の泣き声は尽きません。



柏木の一周忌が巡ってきて源氏は薫の代わりに丁重な布施を贈った。
裏の事情を知らない柏木の父致仕太政大臣は感謝し悲しみを新たにする。

女三宮が出家し女二宮(落葉の宮)の夫(柏木)の死と相次ぐ姫宮たちの不幸。
不幸を嘆く朱雀院から女三宮のところにタケノコが贈られてきた。



源氏と女三宮の間に出来た薫は生えかけた歯でタケノコを無邪気にかじる。
源氏は今までの人生を思い返しては幼い薫の面差しを眺めていた。

秋の夕暮れ源氏の長男の夕霧は柏木の未亡人である落葉の宮を見舞った。
見舞いの帰途で落葉の宮の母一条御息所は柏木の形見の横笛を夕霧に贈る。



その夜の夢枕に柏木が立ち、笛を伝えたい人は他にあると夕霧に語る。
後日源氏のもとを訪れた夕霧は無心に遊ぶ薫に柏木の面影を見る。

柏木の横笛は薫へと夢の話を伝えるが源氏は話をそらし横笛を預かる。
横笛は薫に託すべきものであり夕霧は何かを感づいていると源氏は察知した。


「追善供養を勧め従い追悼した」

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鈴虫(すずむし)は源氏50歳の夏から8月中旬までの話。第37帖。
巻名は女三宮と光源氏の和歌のすず虫の声に因んでつける。

「おほかたの秋をばうしと知りにしをふり棄てがたきすず虫のこえ」
「こころもて草のやどりをいとへどもなほすず虫の声ぞふりせぬ」



夏の蓮の花の盛りに女三宮の持仏の開眼供養が御堂で営まれた。
源氏は尼姿の女三宮に残された悲しみを訴えるが冷めた対応だった。

女三宮を惜しむ源氏は細やかに彼女の面倒を見るようになった。
朱雀院が譲った三条宮を修繕し身の周りの物を新調して運び込む。



秋になり庭に鈴虫や松虫を放ち夕暮れ時になると源氏は虫の音を聞く。
女三宮を傍に口説いてみるが女三宮は困惑するやら迷惑に感じていた。

源氏は虫の声に誘われ琴を奏で世を捨てた女三宮は琴の音色に心惹かれる。
女三宮の部屋の前の広場を鈴虫が住めるよう造りかえて秋の虫を放した。



源氏は十五夜なので女三宮の所で琴を弾き夕霧たちと管弦の宴を行う。
冷泉院から誘いがあり源氏たちは明け方まで和歌の会や管弦に興じる。

秋好中宮より亡き母六条御息所が今も物の怪となり彷徨っていると聞く。
秋好中宮は出家したいと源氏に話すが追善供養を勧め従い追悼した。


「夕霧の妾も雲居の雁の味方」

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夕霧(ゆうぎり)は源氏50歳夕霧29歳の八月中旬からの話。第38帖。
巻名は夕霧が落葉宮である女二宮に詠んだ和歌に因む。

「山里のあはれをそふる夕霧に立ち出でん空もなき心地して」
夕霧は源氏の長男で母は葵の上であるが夕霧の名は後世に付けられる。



柏木の未亡人落葉の宮は母一条御息所の療養のために山荘に移っていた。
宮に恋心を抱いていた夕霧は八月に御息所の見舞いを口実に山荘を訪れる。

濃霧により女二宮に宿を求めた夕霧だが拒み続ける宮の傍らで思いを告げる。
祈祷の律師から夕霧が宮の元で一夜を明かし朝帰りしたと一条御息所聞き驚く。



夕霧は何故女二宮の所で一夜を明かしたのか病をおして夕霧に文を認める。
女郎花しをるる野辺をいずことて 一夜ばかりの宿をかりけむ

あなたはどこだと思われて ただ一夜お泊りになったのでしょうか
文を書き終えた直後一条御息所は容体が悪化し危篤状態に陥ってしまう。



御息所からの文が夕霧の元へ届いたが北の方の雲居の雁が隠してしまう。
夕霧は文に認められた歌を見て二宮を弄んだと誤解された事を悟る。

夕霧は返事を中々書けず届けられず御息所は心労のあまり急死してしまう。
突然の訃報を受け落葉の宮は母の死は夕霧のせいと恨み心を開こうとしない。



夕霧は帰宅後女二宮の事を知り嫉妬に狂った雲居の雁と夫婦喧嘩をしてしまう。
翌朝夕霧が邸に帰ると雲居の雁は娘と幼い子を連れて実家に帰ってしまった。

雲居の雁を連れ戻しに行くが取り合おうとせず源氏の息子だと嫌味を言われる。
亡き夫の父に文で責められ夕霧の妾も雲居の雁の味方で一人途方に暮れる。


「紫の上の容体が急変し息を引き取った」

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御法(みのり)は源氏51歳3月から8月までの話。第39帖。
巻名は紫の上が花散里に詠んだ和歌の御法(みのり)に因む。
「絶えぬべき御法ながらぞ頼まるる世々にと結ぶ中の契りを」



紫の上は死の淵を彷徨い生還してより健康を取り戻す事は叶わない。
ストレスから痩せ細ると源氏は先立った後の事を考えると不安になる。

どうやって生きて行けば良いのかと悲嘆に暮れる源氏を見るのも辛い。
紫の上は思い残すことはないと心に決めていたが心乱れるのが分かる。



来世のために出家したいとの願いは何と言おうと源氏が許さない。
紫の上は法要だけでも営んで千部の法華経の経文を奉納する事にした。

源氏は紫の上が法要の準備の指図をテキパキと執り行う姿を見ていた。
仏事にまで秀でた才能を持つ女人であると源氏は紫の上を再認識する。



法要には花散里や明石の君も出向き紫の上は明石の君へ和歌を送る。
寿命が尽きる哀しさを詠んだ和歌に明石の君は長く生きてと返した。

花散里には来世でまた出逢いましょうと和歌を送り花散里も返歌した。
お互い老い先短い身なれども法要の縁はいつまでも絶えないと詠んだ。



夏になり暑さが紫の上の弱った身体を蝕み衰弱して気を失う事もあった。
明石女御が紫の上を見舞い明石の君も参上して語らいの場を持つ。

死後の計らいなどを紫の上が述べるにつけ明石女御も涙を流した。
紫の上の容体が急変し源氏や中宮が見守る中で息を引き取った。


「三千仏名を唱える行事に姿を現す」

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幻(まぼろし)は源氏52歳の正月から晦日までの話。第40帖。
出家を前にした光源氏の心情を四季のうつろいを通して描く。

巻名は光源氏が紫の上を想って詠んだ歌の「まぼろし」に因む。
「大空をかよふまぼろし夢にだに見えこぬ魂の行く方たづねよ」



夢にさえ姿の見えないあの人の魂の行方を捜し出しておくれと詠む。
白居易が玄宗皇帝と楊貴妃を詠った「長恨歌」をモチーフしている。

第1帖「桐壺」で源氏の父桐壺帝が桐壺を偲んで詠んだ和歌と呼応する。
紫の上が世を去り新しく新春を迎えても源氏の悲しみは改まらなかった。



源氏は年賀に訪れた客にも会わずに引きこもったままになってしまった。
春が深まるにつれ春を愛した紫の上を失った悲しみが深まるだけだった。

四月に花散里から衣替えの衣装が届き夕霧に紫の上の一周忌の手配を頼む。
八月の紫の上の命日には生前に発願していた極楽曼荼羅の供養を営んだ。



年が明けてより出家をすると考える源氏は身辺の整理しはじめていた。
身辺の整理をしていた時須磨にいた頃に届いた紫の上の手紙の束が出てきた。

墨の色も鮮明で筆の運びは生き生きとしてたがすべて破って燃やしてしまう。
十二月に六条院で過去・現在・未来の三千仏名を唱える行事に源氏は姿を現した。

幻には書かれてないが源氏は出家した後2年程で世を去ったと描かれている。


「天皇の命により封印してしまった」

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雲隠(くもがくれ)は幻と匂宮の巻間にあるとされる。
雲隠の巻名だけが伝えられ源氏は出家し2~3年後に亡くなる。

もともと巻名だけで本文は書かれなかったとする説。
本文はあったが紛失したとする説があり真実は分からない。



雲隠の前の「幻」から「匂宮」まで8年間の時間が経過している。
この間に源氏が出家して嵯峨に隠棲し2~3年後に死去した。

この間に致仕の大臣と呼ばれた頭中将や髭黒も死去している。
源氏物語の作品世界では大きく世代交代が行われている。



この「雲隠」を含める数え方と含めない数え方とがあるようだ。
「雲隠」を含めないときには中身の多い「若菜」を上下に分けている。

私は「若菜」を上下分けているが数え方は同じ帖にしている。
いずれの場合にも『源氏物語』は全54帖になるようになっている。



「雲隠」のあらすじは描かれておらず「匂宮」で源氏の死が描かれる。
源氏の死を知った貴族たちが次々と出家する事態になってしまう。
出家を思い留まらせる為に時の天皇の命により封印した事もあった。


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