上海植物園11
「上海植物園11」 「上海発!画像の更新!」では、上海植物園の画像を公開しています。妻と二人だけの旅行は、私が中国での仕事のために、中々実現しなかった。だが今回は妻から先日知人のご主人が亡くなられて、その奥さんから「こんな事なら主人の生きている間に色々な所へ旅行しておけば良かった」と話したそうだ。その事を妻は食事を作りながらも独り言のように話していた。私はテレビの音声を大きくしていたので、所々しか聞こえなかったが妻がテーブルに料理をセットしながら私に「ちょっと!私の話聞いているの?」と少し声のトーンを上げながら聞いた。私は何か独り言のように話していたけど、「何処か旅行に行こうか?などと言うところは聞こえたよ」と言うと「聞こえているんだったら返事をしてよ」と何となく不満ありげな返事であった。私は、何処何処へ行きたいと具体的に話さないと、ただ二人だけで旅行に行きたいだけでは説得力に欠けるし、ビザの必要な国なら前もって準備をしなければならないし・・などと話すと、すぐに難しい話をし出すのだからと、また独り言が始まった。そんな妻の私に語りかけるような独り言は、いつ止まるともなく続いた。中国へ行くにはビザがいるが台湾や韓国へはいらない。また台湾で話している中国語は話すことが出来るが韓国語は話す事が出来ない。無理矢理、台湾と決めつけネットで検索したところ値段は格安3万9千円から9万ほどまで、色々あるがホテルのランクで値段を出しているようであった。私は中国国内での旅行では三ツ星が殆どなので三ツ星で予約した。結構安上がりと思っていたところ、ガソリンチャージ代が含まれてはいなくて、後から付け加えられると何となく損した気分になり、ホテルのランクを下げようかと女房に話すと、折角の旅行なのだから、そんな事でケチらないでよと言われてしまった。だが、4月1日よりはガソリンチャージ代も大幅値下げだ。ホテルはそれなりだったが、旅行代理店にベットはツインと細かく指示していなく、代理店からも聞かれなかったのでそのままになってしまっていた。でも夫婦なので大きなダブルベット一つでと気を使ったようであったが、私はツインベットより安く上がるからだと代理店のサービスを疑った。私の血液型がAB型でそれが原因なのか、大胆なところと繊細なところが共存する性格であり、夜中でも譬え妻であっても寝返りの物音で眠れなくなってしまう。案の定、夜中でも寝返りの物音に眠れなくなってしまい、ベット脇の絨毯の上に布団と毛布を敷くという行動に出たが、ぐっすり眠れた。ホテルではフロアー責任者も部屋に来て、何か手違いがあったのだろうかと至極心配げな顔で応対をしてくれた。それとは対照的にルームサービスの女性は、変な笑みの表情で私と妻を見ていた。妻は日本語で、ごめんなさいね~わがままな人ですからと話しても、日本語の分からない相手は首を傾げているだけで、私は自分の性格上の事柄を話し納得して頂いた。