どれだけ待っても来ない人を待ち焦がれる
「わが身も恋い焦がれて苦しい」 「Dog photography and Essay」では、「愛犬もも」と百人一首の和歌の研鑽を公開してます。097 権中納言定家(ごんちゅうなごんさだいえ)1162~1241年。藤原定家。鎌倉時代初期の公家・歌人。藤原北家御子左流、正三位・藤原俊成の二男。最終官位は正二位・権中納言。小倉百人一首の撰者。原文来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつこぬひとを まつほのうらの ゆふなぎに やくやもしほの みもこがれつつ現代訳どれほど待っても来ない人を待ち焦がれているのは、松帆の浦の夕凪のころに焼かれる藻塩のように、わが身も恋い焦がれて苦しいものだ。