Dog photography and Essay

2021/06/21(月)20:01

「枕草子(まくらのそうし)」を研鑽-353

エッセイ(1832)

「自分だけが知っているという顔つき」 「Dog photography and Essay」では、 「愛犬もも」と清少納言のエッセイ枕草子の研鑽を公開してます。 中将は参内して、自分だけがよく知っているという顔つきで、それでは 試してみましょうと言って、人と一緒に行って投げ入れて先になって 流れる方にしるしを付けて送ったところ、本当にそのようになった。 二尺程の蛇の、全く同じ長さなのを、これはどちらが、雄か、雌かと 言って唐から帝に奉った。これもまた、誰も見分けがつかない。例によって 中将が親の所に行って尋ねると、二匹を並べ、尾の方に細い若枝を 近づけても尾が動かないのを、雌だと思えと言った。 これをすぐ、内裏の中でその通りにしたところ、本当に一匹は動かず、一匹は 動かしたので、また、その通りのしるしをつけて送られた。その後しばらく 経ってから、七曲がりに曲がりくねった玉の、中に穴が通っていて 左右に穴の口が開いている小さいのを送ってきた。 (舌で体温調整している。舌がだらりと垂れ下がると熱中症の危険性)

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