Dog photography and Essay

2021/07/29(木)20:05

夜に雨が降った翌朝は見栄えがしない

「この雨に濡れた桜は見劣りがする」 「Dog photography and Essay」では、 「愛犬もも」と清少納言のエッセイ枕草子の研鑽を公開してます。 宮中からのお使いは、毎日参上する。御前の庭の桜は、造花だから 露に濡れて色が優(まさ)るわけでもなく、日などに当たってしぼんで みっともなくなるのさえ残念なのに、夜に雨が降った翌朝は、 まったく見栄えがしない。とても早く起きて、泣いて別れたという 顔に比べると、この雨に濡れた桜は見劣りがする。 (ももが小学生の列を見送り、生後3か月前のもも) 桜花 露に濡れたる 顔見れば 泣きて別れし 人ぞ恋しき 桜の花の露に濡れた顔を見ると、泣いて別れた人が 偲ばれて、恋しくなってくる。 露に濡れた桜の花を見て、泣いて別れた女性を連想して偲んでいます。 桜花を擬人化して、恋する女性の面影を見る。露にぬれたる顔とは、 泣き顔を連想する。拾遣和歌集・302・読人しらず わたしが説明するのを中宮様がお聞きになって、本当に雨が降る気配が して来た。桜はどうかしらとおっしゃって、お目覚めになる頃に、 関白殿のお邸の方から侍の者たち、下仕えの者などが大勢来て、 花のところにどんどん近寄って引き倒して取って、こっそり持って行く。 まだ暗いうちにと、おっしゃったじゃないか。夜が明けてしまった。 まずいな。早く早くと、倒して取るのが、とてもおもしろい。 言はば言はなむと、兼澄の歌を踏まえてそんな事をしているのかと、 教養のある人なら言いたいところだが、あの花を盗むのはだれと言う。

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