2022/01/14(金)21:15
心は末永くまで決して変わらないか
「心も乱れて今朝は物思いに沈んで」
「Dog photography and Essay」では、
「愛犬もも」と百人一首の和歌の研鑽を公開してます。
080 待賢門院堀河(たいけんもんいんのほりかわ)
生没年不詳。平安時代後期の歌人。前斎院六条と呼ばれていた時期もある。
女房三十六歌仙・中古六歌仙の一人。父は神祇伯 源顕仲。夫とは死別。
原文
長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は 物をこそ思へ
ながからむ こころもしらず くろかみの みだれてけさは ものをこそおもへ
現代訳
あなたの心は末永くまで決して変わらないかどうか、私の黒髪が
乱れているように、私の心も乱れて、今朝は物思いに沈んでおります。