Dog photography and Essay

2022/07/28(木)15:19

淋しいので煙だけでも絶やさないように

和泉式部集(49)

「柴を折り焚いている冬の山里」 「Dog photography and Essay」では、 「愛犬もも」と「和泉式部集」の研鑽を公開してます。 見わせば 真木の炭やく 気をぬるみ 大原山の 雪のむら消え [後拾遺集冬] 見渡すと 炭焼きで空気が暖かくなったせいか 大原山の 雪がまだら になっている わびぬれば 煙をだにも 絶たじとて 柴折り焚ける 冬の山里 [後拾遺集冬・古来風躰抄] 淋しいので 煙だけでも絶やさないようにと  柴を折って焚いている冬の山里 水こほる 冬だに来れば 浮草の おのが心と ねざし顔なる [万代集冬] 水が凍る冬が来ると 浮草は思うままに根を下ろしたような 顔をしている ほかの草はみんな枯れたのに

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