Dog photography and Essay

2023/11/10(金)10:00

徒然草/二百三十八段の三 紫の朱を奪う事を憎むというこの程度の事は

徒然草/201~243(42)

「子どもでも知っている」 「Dog photography and Essay」では、 「愛犬もも」と「徒然草の201から247」の研鑽を公開してます。 二百三十八段の三 2-3)紫の朱を奪うことをにくむというこの程度の事は子どもでも知っている。 昔の人は小さな事でもすごく自讃したものである。 後鳥羽院が、袖と袂とを、 一首の歌の中に両方入れたら悪いだろうかと藤原定家に尋ねたところ、 『古今集』に『秋の野の草の袂か花薄穂に出でて招く袖と見ゆらん』という、 歌があるので問題はありませんという答えが返ってきた。 重要な時に合わせて歌を記憶しておくというのも、歌人の冥加(歌の道の神の 加護であり、これは幸運なことであるなどと、大袈裟に書き残されている。 九条相国の伊通公(藤原伊通)の款状(かじょう)にも、大した事がない題目を 書き載せており、自讃されている。 3-1)常在光院のつき鐘の銘は、在兼卿が下書きをした。 行房の朝臣が清書をし、鋳型に模そうとする前に、 奉行をしていた入道が、その草書を取り出してくれた。 花の外に夕を送れば、声百里に聞ゆという句が草書にある。

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