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ヴェルデ0205@ Re:源氏物語〔24帖胡蝶1〕(04/23) New! こんばんは。アルコールと浮腫って関係な…

ＭｏＭｏ太郎009@ Re:源氏物語〔24帖胡蝶1〕(04/23) New! 雅な展開ですね。「いいね」完了です。

あきても@ Re:源氏物語〔24帖胡蝶1〕(04/23) New! 足の浮腫みお酒は関係なかったんですね血…

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2025.03.18

源氏物語〔21帖乙女30〕

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テーマ：フォトライフ(4955)

カテゴリ：紫式部と源氏物語

源氏物語〔21帖乙女30〕

「Dog photography and Essay」では、
「愛犬もも」と「源氏物語21帖乙女 (おとめ) の研鑽」を公開してます。

二月の二十日過ぎに朱雀院への行幸があった。桜の盛りにはまだ早かったが、三月は母后の忌月であったため、この月が選ばれた。早咲きの桜はすでに咲いており、春の景色は美しかった。迎える朱雀院でも、さまざまな準備が整えられていた。行幸に随行する高官や親王たちは、その日の衣装に気を配っていた。彼らは皆、青色の下に桜襲をまとっていた。帝は赤色の衣を召していた。帝の招きにより、源氏の大臣も参内した。同じ赤色の衣を着ていたため、帝と同じ装いに見え、源氏の美しさはいっそう際立っており、宴席に集まった人々の様子や振る舞いは非常に洗練されていた。

院もまた、ますます優雅な姿を見せていた。今日の宴には専門の詩人は招かれず、詩才を認められた大学生十人が召された。これは式部省の試験に代えて、題を与えて作詩させるというものであり、これは源氏の長男のために特別に設けられた機会であった。気の弱い学生たちは緊張のあまり頭がぼんやりとしてしまい、庭先の池に浮かべた船の上で苦しみながら詩を作っていた。夕方近くになると、楽人を乗せた船が池を行き来し、山風に混じる音楽の響きが場の趣をさらに高めた。その様子を見ながら、若君は「自分の才能を発揮する道は、こんな苦しい方法でなくてもあるのではないか」と内心で恨めしく思った。

「春鶯囀（しゅんのうでん）」の舞が演じられている時、院の帝は昔の桜花の宴を思い出し、「もうあのような楽しい宴を見ることはないだろう」と源氏に語った。その言葉を聞いた源氏は、若かりし頃の恋愛の日々を思い出し、物哀れな気持ちに浸った。源氏は院に杯を捧げ、歌を詠んだ。鶯がさえずる春は昔のままであるが、親しんできた花の姿だけが変わってしまった。院は、「宮中を霞が隔てているような住まいにも、春を告げてくれる鶯の声が届いてくる」と詠んだ。太宰帥の宮と呼ばれていた方は、今は兵部卿になっていて、帝に杯を献じた。

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Last updated 2025.03.18 11:50:08
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