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ぐーちゃんこ@ Re:源氏物語〔23帖初音7〕(04/18) New! 草取りは一気に終わらせたいですが腰痛防…

ダニエルandキティ@ Re:源氏物語〔23帖初音7〕(04/18) New! 私も最近は草の伸びが気になって、見える…

あきても@ Re:源氏物語〔23帖初音7〕(04/18) New! 雨が降った翌日　2時間の草引きされたんで…

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2025.03.20

源氏物語〔21帖乙女32〕

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テーマ：フォトライフ(4950)

カテゴリ：紫式部と源氏物語

源氏物語〔21帖乙女32〕

「Dog photography and Essay」では、
「愛犬もも」と「源氏物語21帖乙女 (おとめ) の研鑽」を公開してます。

一国を治める者の運命とは、どのような障害にも負けない強いものであると、皇太后は悟った。朧月夜の尚侍は、静かな院の中で過去を振り返り、源氏との恋の思い出が今も胸にしみるのを感じていた。近頃でも源氏は折を見て手紙を送り続けていた。皇太后は、政治について意見を持っており、自らに許された官職の推薦権についても思い通りにならないことがあると、長生きしてこのような世に苦しむのはつらいと漏らすことがあった。年を重ねるにつれて、その気性はますます強くなり、院も困ることがあった。源氏の公子はその日の試験の成績が良く、進士になることができた。碩学の者たちが答案の審査を行ったが、及第したのは三人のみであった。

その後、若君は秋の除目で侍従に任ぜられた。彼は雲井の雁を忘れることはなかったが、大臣が厳しく見張っているのが恨めしく、無理に会おうとすることもなかった。ただ、手紙だけは密かにやり取りをしていた。二人はそのように苦しい恋を続けていた。源氏は、静かに暮らせる屋敷を広く風雅に造り、離れて暮らす人々、たとえば嵯峨の山荘にいる者などを一緒に住まわせたいと考えていた。そのため、六条の京極あたりにあった中宮の旧邸跡、四町四面の広大な土地を選び、新たな邸を建て始めた。式部卿の宮は来年五十歳になるため、紫の夫人は賀宴を開こうと準備をしていた。源氏もこれはぜひとも行わなければならないと考え、そのためにも新邸の建築を急がせた。

春になってから、源氏は宮の五十の賀の準備に専念した。落し忌の饗宴、その際の楽人や舞人の選定は源氏が引き受け、法事の日の経巻や仏像の製作、僧たちへの布施の衣服、一般の人々への贈り物は夫人が力を尽くして用意した。東の院の者たちも手伝っていた。花散里の夫人と紫の女王は、互いに理解し合い、心を通わせていた。世間もこの大がかりな賀宴を噂して騒ぎ立てるほどであった。式部卿の宮もこの話を聞き、源氏がかつて自分と妻に冷たい態度をとり続けていたことを思い出し、恨めしくも感じた。しかし、源氏の数多くの妻妾の中でも、紫の女王が最も愛され、世間から尊敬を集めていることを思えば、たとえ自分の家の幸福には直結しなくとも、それは家の名誉であると思った。

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Last updated 2025.03.20 11:50:08
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