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もっちんママ@ Re:源氏物語〔29帖行幸 3〕(06/22) New! 軽い熱中症とのこと。驚かれたことでしょ…

家族で眼鏡@ Re:源氏物語〔29帖行幸 3〕(06/22) New! 脳に異常がなくてよかったです。血管がド…

岡田京@ Re:源氏物語〔29帖行幸 3〕(06/22) New! 病院で検査されたんですね。脳に異常がな…

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2025.05.18

源氏物語〔26帖常夏 1〕

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テーマ：フォトライフ(5016)

カテゴリ：紫式部と源氏物語

源氏物語〔26帖常夏 1〕

「Dog photography and Essay」では、
「愛犬もも」と「源氏物語〔26帖常夏〕 (とこなつ) の研鑽」を公開してます。

ある暑い夏の日、源氏は涼を求めて東の釣殿へと出て、心地よくくつろいでいた。傍らには息子の中将が控えており、それ以外にも親しい殿上人たちが数人集まっていた。彼らは桂川で獲れた鮎や、加茂川の石臥（いしぶし）という魚などを目の前で調理させ、それを楽しんでいた。いつものように、内大臣の息子たちが中将を訪ねてやって来ると、源氏は退屈してうとうとしていたところだったので、ちょうどよい訪問だと思い酒を勧める。若者たちは氷水や冷たい飯を大騒ぎしながら楽しんでいた。風が通るとはいえ、午後の西日が射しこむ頃になると、蝉の声までもが暑苦しく感じられ、耐えがたい暑さとなっていた。

源氏は、「水の上にいても少しも涼しく感じられないような暑さだ」と言って横になり、「こんな時には音楽を聴く気にもなれず、ただ退屈ばかりが募る。役所へ出仕している人たちは大変だろう。帯も紐も解けないからね。せめて私の周囲だけでも、気を張らずに気楽にして、世間話でもしたらどうか。何か珍しい話でもあれば、眠気も覚めるだろうに。最近は年を取ってしまったような気がして、世の中のことにもすっかり疎くなってしまったよ」と語る。だが皆は気後れしてしまい、特にこれといった新しい話題もなく、涼しい高欄によりかかって黙っていた。

そこで源氏は話題をふるように、「誰から聞いたのかは覚えていないけれど、君のところの大臣が最近どこかで生まれた娘を引き取って大切にしていると聞いた。本当か？」と弁の少将に尋ねる。弁の少将は、それほど大げさな話ではないと前置きした上で、春に大臣が夢占いをしてから、それに乗じる形で縁者だと名乗り出た女性がおり、兄の中将が真偽を確かめてから引き取ったようだと答える。ただ、自分は詳しくは知らず、結局は世間に奇妙な話の種を提供することになってしまい、大臣の威厳も損なわれたかもしれない、と話す。この答えから、源氏は話が事実であると悟る。

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Last updated 2025.05.18 11:30:05
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