ぐうたらワイフのクッキング

2006/11/09(木)21:20

■こ・・・怖い経験...■(|||_|||)

皆様、お久しぶりです。 日本からはとっくの昔に帰ってきていたのですが、掃除やら洗濯やら仕事やら・・・で忙しくしていました。プラス・・・警察にお世話になってしまう事に遭遇してしまいちょっとかなり大変な時期を過ごしていたぐうたらワイフ+旦那タンでした。 仕事の帰りに私たち二人はいつものように楽しくお話をしながら歩いていたのでした~。時間はだいたい夕方の5時半過ぎです。(ちなみに5時半は、イギリスはかなり暗いです。) 歩いている途中で男の子(だいたい17歳ぐらい?)が二人いたのですが、何も考えずにすたすた歩いているとな~んとなく空気が重い感じになってきて・・・・。もしかしてつけられてる???????っていう雰囲気です。旦那タンもたぶん気がついたみたいで、お互い言葉は交わさなかったんだけど、とりあえず二人とも早歩きしたのでした。すると相手もどんどん近づいてきて・・・・・ やっぱりつけられてたんです~。 途中で二人組みが、「おい、止まれ!」 と言ったのですが、私たちはとりあえず止まらずにひたすら早歩きで歩いたのでした。二人組みも早歩きでかなり私たちにピタリとついてきて・・・ついには 「ポケットを空にするか、携帯をよこせ。さもないと刺すぞ!」 こういう時って、声がでなくなります・・・。叫ぶ事もできないです。 何回も同じ事を言われたのですが、旦那タンが・・・ 「渡すものは何もない。」(←きっぱり言い切った・・・正直刺されると思った瞬間でした。) かなり二人組みの一人が私に近づいてきて、旦那タンは 「やめろ~!」と叫んだのでした。私もかなり怖かったので、かなり前方へ行きとりあえず距離を置いたんだけど。(←かなりとっさの行動であまり覚えてない・・。) 旦那タンは私に「逃げろ」と言ったけど、こういう時って困る。 ドラマを見ていると、彼女に向かって「もう~!!早く逃げて警察に電話すればいいのに」とTVに向かってぼやいていたけど実際は一緒にいる相手に対しての情が先走るので逃げれないのです。本当に。 とりあえず、ラッキー(←めちゃくちゃラッキー)な事に、もうちょっと行けばお店屋さんがあるのでそこに逃げ込める・・・と思ったので旦那タンに 「走ろう!あそこの店に行こう!」と行って、もうダッシュでお店に入ったのでした。お店までは絶対に入ってこないのは分かっていたので(防犯カメラで誰だかばれるから。)、そこからすぐに警察へ電話をしたのでした。とりあえず、旦那タンが電話をしている間、私は二人組みの逃げる方向を確認し、かぶっていた帽子の特徴などを目にやきつけていたのでした。 警察が来て、すぐに私たちも警察の車に乗り込んで犯人探しをしていたのですが見つかるわけないですよね~。だって、警察が来るのは分かっていると思うからどこかに隠れているはず!それどころか、車でぐるぐるまわっているうちに、いきなり警察官が隣に止まった車に・・・・・ 「おい、おまえ!こんなところでなにしてる。すぐに車を止めなさい・・・」 と言って、無線で他の警官の援護を頼んで「逮捕」したのでした。この犯人、えらく暴れまくって警官3人に押さえつけられて、地面にうつぶせにさせられていたのです。まぁ、私たちの犯人はすぐに捕まるわけがないので、一人でも危険な人が捕まればいいので・・・・・。 その後、家まで送ってくれて事情聴衆でした。犯人の特徴、服装などなど。私は一人の犯人の顔をうっすら覚えていて、旦那タンはもう一人の犯人の顔をはっきり覚えているので、警察署で写真を見ることになったのです。先日、警察署に行って、写真を見たのですが私はまったく駄目でした。 ところが・・・・・ 旦那タンの見た犯人は見せられた写真の中に実はいたのでした!(←つまりブラックリスト入りをすでにしていた。) 旦那タンは書類にサインをして、警察もそれをもとに動いてくれるとの事。もっと裏をとって逮捕するとの事です。(^O^) さて逮捕されればどうなるか・・・・ 警察の方に聞いたのですが、びっくりなことにこの国はかなり厳しいです。私達は怪我もなく、何もとられてないのでいわゆる「未遂」なのですが罪が重い。場合によっては「無期懲役」になるそうですが、年齢がまだ10代なのでそこまで重くはならないとしても、かなり長い間監獄生活をしないといけないそうです。「未遂」であってもこの場合は「犯行におよんだ」のと同じぐらいの罪になるそうです。これぐらい厳しいと、こちらもスキッとしますね! でも逆に考えると、たとえば護身用にナイフを持っていたとしてもそれも罪になるとか。ナイフ携帯は5年ほど監獄に入らないといけないそうです。だから護身は身の回りのものでするのがいいそうです。たとえば、鍵とか傘とか香水を目にふっかけるとか・・・。 でもって、警察の方にこういう事が再びあればどうすればいいのか・・・と聞くと 「今回のように逃げてください!」との事でした。私たちが助かったのは、止まらずひたすら歩いた事と最後は逃げた事だそうです。 私にとってはえらく特別な?事件だったのですが職場でその話をするとほとんどが経験者か身内に経験者ありなんです。(←それも恐ろしい話ですが。)こういった10代の扱い方については、イギリスでも本当に大きな問題になっていて、最近特にこういった事件が急増しているそうです。でも実は親にも責任があるんですよね・・・。個人主義をとても尊重する国なので、ちょっと自由を与えすぎ。子供の管理においてはヨーロッパで最悪の国となっています。ちょっと大きくなると親とご飯を一緒に食べないそうです。親も子供がどこにいるのか知らないそうです。(探しもしないし、いつ帰ってくるかも知らない。) これからもどんどん大きな社会問題となっていきそうな感じです・・・・・。 それにしても、無事でなによりの私たちでした~。

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