いがぐりの読んだ本。

孤影抄につづくシリーズ２冊目。
短編だし、読みやすいし、面白いので、あっと言う間に読んじゃいました。
こちらも、よろしかったですよ。

やっぱり剣士が主人公なのだが、みんなすごい技を極めてる割には、ぱっとしない人達ばかりです。
飲んだくれ、女運が悪い、ぶさいく、乱心、偏屈などなど。
だいたいが薄禄（いまいち貧乏）。
ぱっとしない男になぜか女が絡んできて、これまたなぜか最後は秘剣を使う羽目になる。
滑稽だったり、ほろりとしたり、たいがいジ～ンとするんですね。
お上手です。
剣の技の名前もうまくお考えになる。

でも日本刀ってよく切れそう。
私はかなり好きですよ。日本刀・・・
博物館などで展示してあると前から離れられません。
あの刃から目が離せないんですよね。
斬ってみてぇ～～～って（笑）危ない人みたいだ・・・


文庫　５９０円＋税