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テーマ:法律関係のお仕事(132)
カテゴリ:法律関係
法律書とはちっと違うのですが,法務室は企業危機管理部門との提携業務もあることから,このようなものを紹介します。
文春新書 「企業危機管理 実戦論」 田中辰巳著 株式会社文藝春秋発行 著者は,ちょうどあの件で大変だった時期のリクルートで危機管理を担当した方です。 表紙カバーの裏書には, 「バブル経済は企業を堕落させ,闇社会を肥大化させてしまった。そして,長引く不況は善良な社員のモラルまで奪って,不祥事を激増させている。ところが,「危機の時代」と言われながら,多くの企業は総務部や広報室といった危機管理の担当部門を,逆に縮小してしまっている。その結果,攻撃や非難の矛先は経営者に直接向かうことになった。また,ビジネスの現場では当事者が独力で危機に対処しなければならなくなっている。今,企業危機管理は,すべてのビジネスマンの最優先課題と言っても過言ではない。」 とあります。 時代背景が一時代前という印象を受けることは否めませんが,危機管理の基本的な考え方は現代にも通じるものが多分にあると思います。 むしろ,コンプライアンスが企業に強く求められている現在であればこそ,より一層必要とされる一冊ではないかと思われます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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