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カテゴリ:その他雑考
先日の休み時間、人に聞こえ放題の所で「他の弁護士を」「実名出して」「有害」と言った上に「外見的なことまでぼろぼろにけなしまくっている」人を見かけました。 しかも、どうやら法科大学院(卒業)生らしいです。知り合いではないので、私と同じところではないようですが。私って、こういう人と同格だったのか・・・と思うと、虚しいと感じましたね。 まあしかし、私自身も、こんな奴が法科大学院卒業だと思われているかもしれない、と思えばどっこいどっこいかもしれません。むしろ、そう考えている人が多数派なのかもしれません。多数派でなくとも、「鏡見ろ、鏡」かもしれません。 予備校論点がどうだ、ではなくとも、必ずしも法科大学院って教養や品性がきちんとするところではない、というのは、私がおかしいのか彼が変なのかに関係なく感じていることです。そんなもんは法科大学院以前に身についていると言うのが前提なんでしょう。もちろん社会人出身ではなく、学生であったとしても。 法科大学院ってのは、カルネアデスの板とか、正義の女神の目隠しとか、新派刑法学とか、八月革命説とか、ボアソナードとか、帝国憲法とか、国際人権規約を知らなくたって、今のあり方に関して知識とそれに見合うだけの能力があれば卒業は出来るところですからね。 もちろん、私だって試験関連以外でも知らないと呆れられるようなことをけっこう知らないのではないかと思います。自分の知っていることに自己満足するのは極めて簡単ですが、無知は実に幸福でいられますからね。 ちなみに、私自身の大学院の成績はお世辞にも高いとはいえないものです。 ただ、曲がりなりにも法律家を目指すものとして、無意味に「お高く止まる」ような意味ではなく、品性として自分をきちんと律すると言う意味でのプライドは失いたくないな、と感じました。 例え自分が将来法律家にならなかったとしても、法律家を目指した者としてのそういうプライドだけは失いたくありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月27日 18時47分29秒
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