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碁法の谷の庵にて

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2008年12月27日
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テーマ:囲碁全般(745)
なぜ、早稲田が出ているわけでもないのに私は日本棋院に行っているのでしょうか。観戦記を書くため…ってわけではないし。

ただ、会場にいると早稲田の後輩とか以外からも声かけられるんですよ。ひよこ先生は順当として某大の三将とか、連盟のある人は開口一番「ルーラさんだ」と言っていたし。どこまで有名になっちゃったんでしょうかね。
合宿の参加の誘いありがとね。

さて、観戦記は立命vs慶応だけです。ギャラリーが集まってきてて他見てる余裕ありません。全然。
ちなみに、去年の早稲田ギャラリーよりは今年の慶応ギャラリーの方が少なかった…かも。立命も応援軍が何人か。ほとんど県代表クラスと言うか経験者ばかりじゃありませんか。なんて羨ましい。(個人的に)



さて、上から組み合わせは以下の通り。(左が慶応、右は立命)

周仲翔vs高津昌昭
吉成知晃vs武田淳
古賀圭vs山田紘平
ユンソニョンvs野口正樹
山本拓徳vs上条浩平


全く、どこまで豪華なメンバーを揃えりゃ気が済むのかってくらい豪華なメンバーです。この辺の豪華さに関して言えば特に立命はたぶん史上最高でしょうね。


主将戦・・・学生個人戦では1勝1敗だったか?直前の王座戦では高津くんの勝ちだったらしい。高津くんの戦闘民族っぷりがすごーく気になる。周くんは全勝ですが、高津くんは東北の太田くんと九州の渡辺くんに土をもらっています。ちなみに今私は高津くんの地元に住んでるんですが、王座戦優勝って新聞にのってました。
副将戦・・・吉成くんは私の最後の同期か?8年くらい前なます切りにされた記憶が蘇ってきたりして。とはいえ武田くんは私が大学選手権を何年も見てきた中ではたぶん最強ではないかと評価している強豪。吉成くん有終の美を飾れるか、と言いつつ実は武田くんもラストだったはず。武田くんは全勝中です。
三将戦・・・山田vs古賀…面白そうなカードですが、山田くんに乗るかなあ。古賀くん若干安定感に難ありか、既に2敗くらってしまいました。3時間越えの熱戦の予感。山田くんは去年は谷口くんと3時間越えの熱闘の末2-2の最後の一局で敗れるという痛い目にあっていますが…。この対局も2人の団体ラストのはず。(個人は山田くんが世界王座を控えている)
四将戦・・・個人戦の実績ならたぶんユンさんの方が上でしょう。ところが、団体戦になるとユンさんの強さ割引率がやたら高いのが気になるところ。ユンさんはここで全勝賞を獲得して、プロ試験に弾みをつけたいところ。
五将戦・・・山本くんと言えば、慶応の今年の関東の包囲網突破のスーパーヒーロー。対早稲田戦3戦全勝。3-2の時に2回勝ち、完封阻止もしています。去年プレーオフで敗れて泣いていたのを覚えていますとも。しかし上条くんは今年の1年でもトップクラスの有望株。どう転ぶかは全く分かりません。


さて対局開始です。ちなみに握りは立命のあたり。

主将戦:序盤はじわじわと構えあっています。白の実利に対し、黒の大模様が展開。白が切り崩しに来たところを追求せず、黒が転戦を図ります。
副将戦:白が部分では若干損な気もしましたが、黒を右辺に押し付けて手広く構えてきました。形勢はどう、と言う訳ではない気がしますが、白が結構打ちやすいように見えました。やっぱり吉成くんは白持った方が…
三将戦:山田くんが星を打つという私の知る中では珍しい(?)展開。しかし4隅とも星で、普通に小ゲイマにかかって受けて、スベって・・・全くこういうところで山田くんは何の策も弄しません。これで勝てるんだぞってことなのがすごい。つまらない策を弄して自ら沈んでいくどこかの誰かとは大違いです。
四将戦:進行が他と比べてかなりゆっくり。ユンさんは長考派です。戦いらしきものが起こっていますが、まだ何とも言えません。
五将戦:序盤の形は黒が私好みですが別に好みと言うだけで黒がいい形…と言う訳ではないはず。しかし、二線の下がりまできかされて見ると、白が大勢に遅れた印象はぬぐえません。中央の一間トビはぬるかったような気がして仕方ないのですが…


その後…

主将戦は、一瞬白がポイントを稼いだかなと思ったのですが、高津くんが何と中央でポン抜かせて当て返すという考え難い大技を飛ばして態勢を立て直してしまいました。それでも白いいかなあと思っていたのですが、黒の形勢が実は悪くないというのを悟らされたのはかなり後です。
他方で、五将戦は黒がかなり良くなるはず…だったのですが何とか白が捨石で態勢を立て直し、勝負はこれからと言った風情(むしろ白いいかな?)になりました。
副将戦は進行が速い。白模様の中にポツンと取り残された黒石を動き出す吉成くん。しのぎ自体は苦心しなさそうだけど、形勢は・・・しのいでも白よさそうな感じか。しかし、黒の食い下がりもしぶとく、黒を助け出しながら逆に壁攻めを狙う抵抗を見せます。
四将戦は、双方の気合激突、黒困ったかな?と思った瞬間に長考するユンさん。ここで長考するんじゃ話がおかしいだろと思いつつも、もしかすると最後の読みを入れていただけだったのかもしれません。狙い澄ました?奇手が飛び、白撃沈。いや、振り替わりなので形勢が一気にどうとは言いませんが、ムードが明らかに白撃沈です。
三将戦は…全く慌てず騒がず腰がびくとも動かない山田くん。ずっと山田くんのターンです。結局白石を丸のみして白の所帯でド派手に生きてしまいました。白はなんとかコウで態勢立て直しを狙いますが、普通に削って行っても悪くなさそうな形勢を黒はどかんで決めに行きます。


まず真っ先に終わったのが五将戦。作り碁でしたが、中央に白地が大量にまとまりました。黒地も増えていましたが、6.5の大ゴミには耐えられず、白の2目半勝ちで慶応が先に1勝を挙げました。・・・しかし、この頃勝負の趨勢は大体定まって、その通りになっていたように思います。

次に終わったのは副将戦。壁攻め狙いも得をするのが厳しい情勢では、逆転には至らず。武田くんが5目半を余しました。4年間で28局打った武田くん、主将2回、副将2回で26勝2敗と言う神業のような成績を残して卒業です。吉成くんは残念。もうちょっと団体で活躍場面を見たかった(高校時代は個人より団体で活躍していた)選手だったかも。

Next、主将戦。形勢判断のできない私は一時白当確とまで言ってましたが、巨大なコウが勃発して大振り替わりが展開されました。が、これで大勢決す。明らかに黒が得しているはずだし、しかもこれで盤上の勝負できるところ消滅。お互いに地が相当大きかったですが、ぱっと見で黒が大きく、黒12目半勝ちとなりました。

ここで、三将戦で黒が白石を切断して殺し、立命の勝ちが早くも決まりました。まさしく山田くんの横綱相撲と言った感じです。去年、おととしと早稲田に痛い目にあってきた山田くんでしたが、序盤から慌てず騒がず本格的と言う私が珍しく棋風を知る彼の真骨頂が発揮された碁と言ってよいでしょう。古賀くんは引退試合でしたが、相手が悪かったか。

四将戦は消化試合となってしまいましたが、黒地が多く、最後は白地を文字通り破壊してユンさんが遅すぎた二勝目を挙げました。プロ試験頑張ってくださいね。下坂さんの邪魔しない程度にwwww。


ちなみに、全局が終わるまで、わずか2時間30分。(もかかってなかった。)去年は三将戦くらいしか終わってなかったような気がします。去年ほど見てて緊張しなかったのは、早稲田じゃないから…かも。




慶応は11年ぶり(私が学生碁界を知る前)の全国で、しかも主力2名が最終学年と言うところでしたが、立命と言う強大な敵を打ち破ることはできませんでした。表彰式でも2人も全勝したのに意気消沈していたように思います。
私だって、一部の人からはむちゃくちゃ強いと思われているでしょうが、その私も人外とすら思っているような人たちを少なくとも3人は破らなければ全国大会を制することができないのですから、全国大会と言う場所は怖いところです。少なくとも、4年前、3位だった早稲田より慶応は奮戦していたと思います。地区代表としての責任は十分に果たしたものと評価したいと思います。
来年も勝ち上がってくれ…と言う訳には早稲田OBとしてはちょっと参りませんが、来年以降の奮起はやはり期待します。

立命の皆さんは王座返り咲きおめでとうございます。ある意味優勝して当然、優勝しないのは事件級のメンバーを集めながら結果が出せず、挙句に完封と言う屈辱すら食らったおととしを経て、今回の結末でした。
慶応戦も、スコアは3-2ながら基本的には立命の快勝と言ってよい内容でしょう。
何気に私も4年間立命を見てきました。この4年間、全国大会が楽しかったのは立命のおかげです。立命のいない全国大会は、既に鶏肉の入っていない親子丼と言うべきものになるでしょう。今年主力が数名抜けるようですが、後続もばっちりいるようで来年以降も打倒立命が多数の大学の鍵となることでしょう。


















ちなみに表彰式エピソード。
連盟賞の時、まず1年で6勝1敗(立命に負けたのみ)北大の副将金子くんが呼ばれ、次に
「東北大の太田尚吾さん」
・・・あれ?去年もらってなかったっけ?といいつつも実際が分かっているせいか会場中から爆笑が沸き起こり、読み上げてた連盟の人まで自分で笑い出し、高津くんの名前まで間違えてしまう。ちょっとまて。
「・・・、立命の高津昌昭さんを破り・・・」そう、九大の渡辺くんでした。きっと太田くんはまた学生碁界版で祭られたり、連盟賞分おごれとか言われたりするんだろうなあ。






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最終更新日  2008年12月28日 12時13分05秒
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