モロッコランプ無くしてモロッコは語れず・・・・くらいモロッコアート必需品のインテリアアイテムです。通常モロッコ人はヨーロピアンなシャンデリアを自宅用に好みますが、おしゃれなリアドやリゾートホテルには、必ずと言って良いほど、遙か中世の宮殿を思わせるような、しっとりと豪華なモロッコランプが至るところに飾られています。種類としてはヘンナで模様描きされた羊皮製のものと、アイアンや銀銅製を装飾細工したものとあります。銅細工の素朴さで選ぶならマラケッシュ。金物の光沢を選ぶならフェズ、というように町によってもデザインに大きく違いがあります。サイドランプ、壁掛けランプ、天井から吊るすタイプと、お気に入りのランプシェードを見つけるときほどモロッコの手作り一品物ポリシーが憎らしいことはありません。モロッコランプを買った日の一番の楽しみは、その日の夕暮れ時。辺りがうっすらと暗くなり始めた頃に、灯される異国情緒溢れた魅惑的な輝き。それでいて、どこか懐かしい温かみのある灯火に、心が満たされる。