あらふぉーのワタシが
中学生のころ、校内暴力が全国的にもひどく太郎が現在通っている中学に通っているわが母校も、ごたぶんにもれず、荒れていた 小学校まですごくおとなしい目立たなかった子が急にツッパリのオネーチャンになったりスポーツ少年だった坊主君が学ランを着た、ちょっと声のかけづらい子になったり、なんて変身があったり、勉強のできる学級委員タイプのしっかりものの子がいじめられる対象と化したり結構サバイバルな思春期、中学生時代 女の子特有のグループがあって、毛色の違うグループの子と話すと他の子に何話してたの?とか聞かれたりするめんどくせー時期 その時期のど真ん中の中二のときのクラスはいわゆる学年でも目立つような女の子が大量投入されていて常にピリピリ、対立状態 仲の悪いグループのほうとは聞こえよがしな悪口を言い合うばかり。誰かが好きなアイドルの話をしていたら対立グループはばっかじゃねー、あんなアイドル、と聞こえよがしにあざける。 今思えば、なんて無駄なエネルギーかと思うがあの頃はきっと自分が言わなきゃ、言われるぞ、みたいなサバイバル。 同じクラスのマキコは違う小学校からきていて一度も接点はなかったけど、お互いの仲の良い子が対立するグループの違いから話をしたことがなかった。ある日机においてあった雑誌にRCサクセションの特集記事が載っていた。マキコはRC好き??超サイコーだよね、と、聞いてきた。ワタシは別のバンドのためにその雑誌を買ったためRCは当時は興味がなくて知らないけど、それ何?と、聞いた。そこから熱く熱くRCについてマキコは語った へー、今度聞いてみるわ でも、そのあとすぐに彼女のグループの子から彼女は呼ばれ、クラスが変わり卒業するまで話すことはなかった。3年生の終わりごろたまたま渡り廊下であったときにこの間のRCのアルバム聞いたよー、良かったって言うと、でっしょーって、にこっとして笑って手を振ったマキコ。 この数日、ちっちゃくて色白で可愛らしいマキコをときどき想う。元気かなー?って。ワタシにRCサクセション、忌野清志郎を教えてくれたのは彼女だ。おもしろいもので、中学時代に仲の良かったと思われる子の大半を思い出すことはほとんどないけれど、彼女のことは今までに何度か思い出すことがあった。そのくらい強烈に彼女はRCについて語ったか 反骨精神を、素直にあらわしいろんなメッセージを伝え続けた清志郎の音楽が好きだ。早すぎる彼の冥福を心から祈りたい。