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テーマ:医師による催眠療法(2676)
カテゴリ:がん 催眠療法 ホリスティック医療
人生には、ときどき不思議な“出会い”があります。
予定していたわけでも、計画していたわけでもないのに、 どこかで必然のように人と人との出会いがありますよね。
そして静かに、でも確実に、人生が変わっていく。
私は思うのです。
そうした“出会い”の殆どは、私たちの「意識」ではなく、 もっと深い、見えない“底”で起きているのではないかと。
私たちの心には、 ふだん意識されていない広大な世界があります。
そこは潜在意識とも、無意識とも呼ばれています。
村上春樹さんの小説にたびたび登場する 「井戸」や「暗い地下室」のような所です。
静かで、孤独で、でも何か大切なものが漂っている場所です。
そこには、抑え込まれた感情や、忘れられた記憶、 言葉にならなかった願い、癒されていない痛みがあり、 それらは私たちの行動や判断に、見えないかたちで影響を与えています。
表面的な会話や肩書では届かないところで、 同じ痛みを知っている者同士が、 あるいは似たような記憶を抱えている者同士が、 言葉にしなくてもわかり合える。
そんな静かな共鳴が、底の世界にはあるのです。
催眠療法という手法もまた、 この“見えない底”へと降りていくための、ひとつの扉です。
そこでは、忘れていた感情と再会し、 気づかぬうちに心を縛っていた信念に光を当て、 そして時には、誰か大切な存在との“再会”が起こることさえあるのです。
人は意識で生きているように見えて、 本当は、無意識の“底”で出会い、 つながり、変化していく存在です。
偶然のように見える出会いも、 どこか深いところで“呼び合っているのです。
そして、そうした出会いこそが、 私たちの日々の人生を形作っていくのですね。
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Last updated
2025.05.16 07:08:35
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