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カテゴリ:じじネタ
先日のNHK「クローズアップ現代」~忍び寄る穀物高騰は、今まで
断片的に伝えられていた報道が体系的にまとめられ、参考になりました。 以下、その要約です。 USAではトウモロコシからバイオエタノール(ガソリンの代わり)を生産。 EUでは菜種などからバイオディーゼル(軽油の代わり)を生産。 それにより、穀物の需給が逼迫し、国際相場上昇。 ここ1年で トウモロコシ 2倍 4ドル超/25kg 菜種 1.5倍 大豆 1.2倍 菜種産地での異変。 フランスの農地4割(136万ha)で菜種生産。 ある農家は生産の9割がバイオディーゼル用。 EUでは2020年までに代替燃料の割合を10%にする計画。 オランダのロッテルダムなどでその工場の建設ラッシュ。 EU内だけでは穀物が足りず、輸入。 USAはバイオエタノールの生産を10年間で9倍にする計画。 現在工場が115あり、80ヶ所で建設中。 トウモロコシの高騰により、従来の集荷業者は3分の2しか確保できない 状況。つまり、食糧・飼料用の減少。 日本では畜産業に深刻な影響。 丸紅経済研究所 所長 柴田明夫氏によれば、 世界の穀物在庫が1970年代の食糧危機のレベルに近づいている。 USAのトウモロコシ輸出はなくなるかもしれない。 異常気象という不安定にする要因もある。 非遺伝子組み換えのトウモロコシが手に入らなくなるかもしれない。 遺伝子組み換えトウモロコシは害虫・病気に強く、10%の収穫増が 見込めるため。 トウモロコシの高騰で大豆、牧草、綿花の減少。 今年のUSAの生産予測(アメリカ農務省) トウモロコシ 15%増 大豆 11%減 ブラジルではオレンジの減少。 日本では、大豆価格が2割上昇し、豆腐などが値上がりか。 世界最大の食糧輸入国、日本はどうしたらいいか? 耕作放棄地の利用。 食品残渣の有効利用。 食糧の値上がりは農業活性化のチャンスととらえる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月19日 07時47分34秒
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