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いい星つくろう

2019/06/02
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 温暖化する一方となっている地球大気の状態を、これ以上悪化させないようにするためには、炭素と水素からなる二種類の酸素化合物を、一切生み出さないようにする必要がある。炭素の酸化物が二酸化炭素であるのだから、温室効果ガスの濃度上昇を止める方法は、電化生活を諦めること以外に、現状で判断する限り何一つない。(原発など論外)それはパリ協定の成立が、既に証明していることである。

熱エネルギーを用いている火力発電所が稼働しているその間、CO2を生まずに発電するのは不可能なのだ。火力発電が必要とする地下資源であるメタンCH4を燃やせば、一連の燃焼工程で水素の酸化物である水蒸気まで、CO2と同時発生させてしまうことになる。メタンには水素原子 H が四つもついている。このため一つしかない炭素がCO2を合成したとき、水分子H2Oを二つ同時に合成することになっている。水蒸気にも温室効果があることは、気化熱が古来証明していることである。地表に水を撒くとそこは確かに涼しくなるのだが、気化熱が持ち去った熱は上空に滞留している。このプロセスこそ、エネルギー保存則に他ならない。
 

つまり火力発電所がCO2を一つつくると、その二倍相当の温室効果を水素の酸化物であるH2Oが生み出す、という仕掛けが働くようになるということ。水蒸気は冷えると液化して雨となり、気候変動が進んだ今では、記録にない程の高い降水量を、世界中に撒き散らすようになってしまった。雨は最終的に海面の水位を上昇させ、海抜の低い土地を水没させてしまうものとなる。氷山氷河が融けて液化する以上の速さで、海面を押し上げている現実の存在は、火力発電所の燃焼炉が生み出している変化の結果に相違ない。炭化水素の代表的存在であるメタンを燃やすと、二種類の温室効果ガス即ちCO2とH2Oとが、気圏内へと同時放出されるということなのだ。この部分を、誰も意味として理解していなかった。

海面水位が計算値を超えて高まっている事実は、文明が要素化していなかった水蒸気の所為なのだ。普通に考えれば誰にでも簡単に分かっていた筈のことだったのだが、それが地球を水没させていることに、未だ誰一人として気付いていない。思考力の公平で着実な低下は、どうやら甚だしく進んでしまっているようだ。考える力が衰えると認識能力も損なわれ、誰にでも分かる簡単な変化すらみえなくなる。自分自身の置かれているその状況を、正しく知ることほど難しいものはない。己の姿がみえていないからこそ、判断を誤っていながらそのことにさえ気付かない。こうして絶えず変転する状況は、時の経過と共に悪化の一途を辿ることとなる。

交流電流と直流電流との違い理解しないまま、再生可能エネルギーを増やせば火力発電所の負担が減る、と勝手な判断を下して実効不在の環境対策に国費を大量に注ぎ込んでいる。効果が一向にみえない無駄な投資を重ねた末に、損失の規模を徒らに膨らませているその姿は見るに堪えない。有効需要を生み出さない投資はすべて損失となり、経済効果を発揮することがいつまで経ってできなくなる。

こうして国際経済は成長力を次第に失って、世界中の指導者たちは錯誤したまま、ひたすら保身を図るようになっていき、自国を優先させて他を顧みないようになってゆく。膨大な規模にまで達した効果のない環境投資の累増で、国富を多く失い税収を引き上げてきたその結果、成長力を大きく失ってしまい、難民に対しては保護よりも攻撃を施し、アライアンスに対しては離脱を意味するブレグジットで、民主主義の先鞭を付けたその英国がいま苦悶のさ中に置かれている。

対立する国家同士の間では破壊を伴う物理戦になるのを避け、経済戦へとシフトして優劣を競う傾斜が次第に強まり、相手を追い詰めることでアドバンテージを確保する、という戦略の立案作業に四六時中囚われて、絶え間のない緊張を強いられ、身勝手な安全保障政策を掲げて、常に緊張状態にあることを余儀なくされる。毒をもつ有害な華は蕾の内に摘み取る、というのが安全保障の鉄則なのだ。経済的繁栄に躓いて疲弊した国家とその国民は、難民の受け入れを真っ先に拒絶する。八年以上に及んだイラク戦争とその後のISに対する掃討戦で、アメリカはこれといった成果のない戦闘に倦み疲れ、無駄な環境投資を長年続けてきたそれ以外の国家群では、実効の得られない無意味な環境対策を強いられて、国民を課税強化の渦中へと引きずり込んだ。そのツケが一斉に突きつけられるようになったいまでさえ、どうすればよいのかということが分からないまま、成り行きをただ単に見守っている、というのが世界の実情となっている。

パリ協定が定めた目標の達成はどうみたところで非現実的であり、実行不可能であることをよくよく承知していながら、有効解を導き出すことに繰り返し失敗し続けている。価値のない知識が判断の邪魔になっていることに気付かない限り、機能不全に陥ったその問題の解決は程遠い。損失を積みあげて緩慢に衰弱していくその過程のどこかで、壮絶な自然災害と唐突に遭遇し、大量破壊兵器によってではなく、環境異変によって命を大規模に失う、という悲惨な最終結果が差別なく待ち構えていることを悟らない。

知識の量的拡大に特化した世界規模の教育制度が内包するその欠陥が、思考力を奪い問題の本質を見えなくして、対策を悉く誤らせるという不毛な経過を、これからもいく度となく繰り返すこととなる。強権にしがみつこうとする国家ほど核を放棄することができず、防衛予算を徒に積みあげて富を手放し、増税圧力を益々高めて貧困による軋轢をより高める。不具合の元となっている異なった項目同士は、それぞれにトレードオフの関係になっていて、そのうちのどれか一つが解決すると、自動的にすべての不具合が抹消されて、あるべき本来の姿を取り戻すことができるようになるのだろう。見失っていた問題の本質を見定めることができるようになったとき、何が真実だったのかということが、誰の目にも見えるようになる筈だ。白内障のベールを取り除くことができたなら、文明は本来の進化を遂げるための条件をそこで見出す。







最終更新日  2019/06/03 05:05:10 AM
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