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いい星つくろう

2019/06/09
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 温暖化する一方となっているこの惑星の現状を、何一つとして改善していない文明固有の知識レベルが、人類の消滅を予告していたということになりそうだ。現実認識に重大な欠陥をもつ、ということが判明している知識階級が、打ち揃って判断を誤ったことにより、効果の全くない環境対策に血道をあげ、無駄な投資をそれと悟らずに繰り広げ、そこで生じた損失を営々として積み上げ、経済成長する機会を錯誤した判断が奪いとった。CO2の濃度上昇という不毛な結果は、この事実を雄弁に物語っている。

 火力発電所が存続を許されている以上、温室効果ガスの濃度上昇は絶対に止まらない。温室効果ガスであるCO2は、大気圏内で増え続け決して止まることはない。再生可能エネルギーには環境問題を解決する能力がなく、火力発電のバックアップがなければ何の役にも立たない。実効性が最初から不在となっていた、省エネ節電の励行や再生可能エネルギーの導入拡大という方法では、大気中の温室効果ガスの濃度を高めることしかできず、環境負荷を低減させたとする事実は記録にない。交流電流の成り立ちを知らない人たちが、独善的にそう思い込んでいるだけだったのだ。この無駄な投資の継続的な実施という不毛な行為が、世界経済の成長力を自ら殺ぎ、貧困の蔓延に大きく寄与した。

 

 経済成長を成果あるものにするためには、有効需要の創出が不可欠なのだが、世界中が効果の全くないことが既に判明している、これまでの環境投資を未だに続けている。つまり有効需要を喪失させているその主役を、率先して演じている己の姿にまったく気づかない。交流電流による大規模高圧長距離送電がインフラとなっている現状で、交流電流の意味を理解していなければ、有効な対策を導ける訳がない。何故なら交流電流は周波数でなりたっていて、この条件を考慮することができていなければ、正しい判断を下すことは誰にもできないこととなる。

 周波数とは、磁束の向きを切り返るその周期のことである、同時に起電力を引き出すための、磁場変化の量的関与のことをも意味している。交流電流には特有の波形があり、それが勝手に乱れるとブラックアウトを引き起こす。電力会社にとって周波数変動は、絶対にあってはならない異常な事態。このため再生可能エネルギーをどれほどたくさん増やしたとしても、また消費者がクールビスで夏の暑さに耐え、節電に励んでいることを承知していても、火力発電所の燃焼炉で燃やす化石燃料の投入量を、まったく減らせなくなっていた。

 

蒸気発電とは蒸気圧が一定でなければ、発電装置の回転数を安定化させておくことが、つまりできないものであるからだ。この事実を確認しないで環境対策に有効だ、という勝手な思い込みで再生可能エネルギーを投入しても、初期の成果が得られる筈はなかったのである。

 交流と直流との違いを弁えずに混同していると、電力消費を止めさえすればそれだけで、二酸化炭素が減っているとそう間違って思い込む。事実はその逆なのだ。火力発電所では何があっても、一定の燃焼量を常に維持していなければならず、温暖化が進んだからといって、蒸気圧を勝手に減らすことなど以ての外とされている。化石燃料の燃焼炉への投入抑制という行為は、交流電源の回転数に重大な影響を及ぼし、周波数変動をたちまちにして引き起こすからである。
 関東と東北そして北海道に於ける供給電力の周波数は、50ヘルツと決まっている。この周波数を回転機方式の電源で維持するためには、毎分3000回転する運動量が必要なのだ。磁束の異なる磁場中を毎秒50回の頻度で、導体が90度で横切った時に、50ヘルツの周波数からなる交流電流が与えられている。回転数が少しでも狂うと、それは位相を狂わせた周波数変動として、発生させた電力に直ちに反映されることとなる。乱れた周波数をもつ電力のすべては、電力会社の制御を逸脱して、電力供給系を破壊するのみならず、エネルギーとして使い物にならなくしてしまう。

 

 電力会社は何があっても周波数変動を、発生させてはならない立場に置かれているのだ。このため周波数変動が発生すると、サーキットブレーカを起動させて、供給電力を遮断する仕組みが自動的に立ち上がる。これがブラックアウトを引き起こす。周波数の乱れが一たび発生すると、電力品位の著しい劣化が直ちに起きる。どんなに優れた外部電源を導入したところで、電力会社が火力発電を続けている限り、温室効果ガスの最大の発生源として機能し続ける。

気候変動を止めるためには、従って火力発電を全廃しなければならない。だからといって原発が有効、ということにはならない。核廃棄物の最終処分が成り立っていない以上、運用上の安全性が仮に確保されたとしたところで、エネルギー資源としての価値が高まるということにはならないからだ。気候変動よりも急速な二次災害を引き越す恐れはきわめて高く、安全性が将来担保されるという保証もない。

 

 熱エネルギーの相を経ない電力供給系を生み出さない限り、文明に明日はないのだ。気候変動による緩慢な人口減少を、妨げる有効な方法は現状で何一つ見当たらない。可能性として指摘できるものがあるとすれば、それは超伝導電源の開発ただ一つのみ。コスト削減を進め乍ら環境の復元を推進するには、永久電流を流し続けることができる、超伝道電源以外にはあり得ない。エネルギーコストを引き下げるということが、環境コストを引き下げる結果へと繋がり、そのための投資が世界規模で有効需要を健全に機能させ、経済の活性化を促す展開へとシフトする。

 環境投資の一切が、これまで無効な投資となっていた。無効な投資であることを体験的によく承知していながら、知識階級に属する人々は問題点を指摘したことがない。問題認識能力を失っていたからである。交流電流と直流電流との違いを知らなかった、というそのことが直流電源である太陽電池を増やせば、交流電源である火力発電所の負担を減らす、という誤解を生んだ。周波数の意味を理解していない知識人たちは、せっせと節電に励んで夏の暑さに耐え、冬の寒さを堪える暮らしを我慢した。このようにして京都議定書が定めた目標を、あたかも達成したつもりとなっていたのだったが、大気中のCO2の濃度は大きく増えてしまっていた。現代文明のレベルは、実のところこの程度のものであるに過ぎない。







最終更新日  2019/06/09 08:04:10 PM
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