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カテゴリ:飯島多紀哉
ゲーム発売から約一か月。 やっとフローチャートを公開することが出来ました。 分岐シナリオ3本収録していますから、それぞれ確認することができます。 『藤丸地獄変』はほぼ一本道ですから簡単です。 『正義のゴネシエーター』は少しひっかけがあるものの、チャートを見なくてもなんとかいけると思います。 『赤い靴下』が、やっぱり今作では圧巻かと思います。 『赤い靴下』だけでも総メッセージ数200,000文字超えですから、フローチャートもかなり複雑なものになっています。 もちろん、ゲームを遊ぶときに役立てていただくのも正しい使い方ですが、今分岐ゲーム制作に悩んでいるとか、これから分岐ゲームを作ろうという方も是非参考にしていただければ嬉しいです。 実際にゲームを遊ばなくても、このフローチャートを見るだけで分岐の作り方の参考に出来ると思いますよ。 ナナコロが過去に発売していたゲームの攻略本は、同人はもとより商業作品を制作するプロの方々も参考にしているというお声を頂いたこともあります。 複雑な分岐は、管理するだけでなく隠しルートの発生のさせ方や新たな分岐を出現させる方法など、掘り下げれば掘り下げるほど新たな発見があるものです。 フローチャートの見方ですが、悩んでいる部分を参考にするだけでなく、このシナリオをフローチャートにするとこんなものになるんだと思っていただくのも楽しみ方の一つだと思います。 簡単に思っていたら、実は複雑だったり。複雑だと思っていたら、逆に実は簡単だったり。 今回『赤い靴下』の目玉は同時14分岐発生ルートですが、これは分岐した14ルートが一つに収束することなく、すべて別エンディングに進んでいくというシナリオライター殺しと言えるシナリオです。 そのため、長い分岐でも一話数十分で終わるシナリオにも関わらず、文庫一冊ほどの総メッセージ数を誇っているのです。 実は、この分岐を埋めるのがまさに地獄の作業でした。 とても一気に書くことが出来ず、数名のシナリオライターが手分けして作業し、最後に僕が残りを埋めていくという手法で何とか完成させたものです。 実に大変な作業でしたが、すべてを埋めた時はやり終えた感が半端なく充実度MAXでした。 だからこそ、これからもいろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。 ゲームを遊んでいない方々、誰にでも触れていただけるようにフローチャートを無料公開にいたしました。 是非参考にしていただけると嬉しいです。 そして、もっと良い分岐ゲームを皆さんが作ってください。 自分ならこう作る、こんなことはしないという見方でも、このチャートが役立ってくれれば良いのです。 分岐型ゲームの発展を目指し、みんなで盛り上げていきましょう!! 最近、質の良いホラー系分岐ゲームが消えつつあるという声も耳にします。 読ませるホラーゲームが、もっと増えてくれたら嬉しいなあ!! ケロケロワホーーーーン!!
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最終更新日
2020.01.26 13:58:14
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